血液のポンプは心臓。ではリンパのポンプは? 筋肉が果たす驚きの役割【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】

血液とリンパがしっかり流れるようになるには?

血液は勢いよくリンパ液はゆっくり

ここまで血液とリンパの特徴や違いを紹介してきましたが、それぞれが体内を流れるしくみも大きく異なります。

血液は心臓が収縮と拡張を繰り返すポンプ作用によって血管へ押し出され、およそ20秒で体内を巡って心臓へ戻ります。この数字からもわかるように、血液の流れる勢いはすさまじいものです。

血液の流れが血管にかける圧力を「血圧」と呼びますが、硬い血管やドロドロの血液で血流が悪いほど血圧は高い状態、つまり高血圧になります。

ですから血液を正常に循環させるためには、弾力のある血管をサラサラの血液が流れる環境を維持することが大切。運動習慣などで筋肉と血管のしなやかさを保つようにしましょう。

一方、リンパは心臓のような強いポンプ装置の助けがないため、非常にゆっくりとした流れです。寝ているときはリンパ管自体が持つ小さなポンプの働きで流れ、昼間など活動が盛んになるとリンパのまわりの筋肉がポンプの役割を果たします。

「足のむくみがとれない」といった声をよく聞きますが、これは硬くなった筋肉がリンパの流れを悪くしていることが原因の場合も。ストレッチなどで筋肉を伸縮させるとリンパの滞りが解消され、むくみがひくケースがあります。リンパの流れをよくするためには、よく筋肉を動かしてしなやかに保つことが大切です。

体を動かさない人は血管がカチカチに

血管(動脈・静脈)を構成しているのは筋肉です!
血管(動脈・静脈)を構成しているのは筋肉です!

筋肉を動かす習慣がないと、筋肉は次第に柔軟性を失い、硬くなります。

筋力が落ちるだけでなく、カチカチになった筋肉にかこまれた血管は収縮した状態が続くので弾力性もなくなり、血液を押し流す力も弱くなってしまいます。

筋肉がある人ほど毒は流れる!

ポンプ機能を活発にしよう

①筋収縮

筋肉の収縮で、筋内の血管が圧迫され、一時的に血流が制限される。

②筋弛緩

圧迫されていた血管が開き、血流やリンバが勢いよく流れる。

その場でジャンプをする、階段の上り 下りなど、筋トレ&ストレッチを両方できるような軽い運動がおすすめ。

筋肉+伸縮(ストレッチ)で、筋肉をしなやかにすることが重要

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話』
著:加藤 雅俊


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