野菜・ナッツ・緑茶で血管のサビ落とし!活性酸素を抑える食習慣【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】

増えすぎた「活性酸素」がデトックスを妨げる

酸化作用で血管がサビてもろくなる

私たちの体が持つデトックス機能を阻害する物質の1つに「活性酸素」があります。活性酸素とは普通の酸素よりも反応しやすい「攻撃的な酸素」のことで1回の呼吸で取り込む酸素のうち、約2パーセントが活性酸素になるといわれています。

活性酸素は強い酸化作用を持つことが特徴です。体内の細菌やウイルスなどの外敵を排除し、免疫機能を助けるため、体にとって必要なものですが、過剰に増えると細胞を傷つけます。

通常、人体は抗酸化機能を働かせて活性酸素の過度な増えすぎを抑えていますが、紫外線やストレスなどの外的な要因で活性酸素が過剰に生まれると、その歯止めが利かなくなります。すると様々組織が酸化ストレスにさらされ、老化や疲労、生活習慣病などが引き起こされるのです

それが血管や血液に及べば、血管はサビついてもろくなり、酸化した血液中の中性脂肪やコレステロールは、「過酸化脂質」という動脈硬化の原因物質に変化。デトックス作用を含めた本来の役割が十分に果たせなくなります。

そんな活性酸素をなるべく増やさない手軽な方法は、抗酸化作用の高い食品を食べることです。野菜やくだもの、ナッツ類には抗酸化作用が高いものが多く、緑茶やチョコレートにも含まれます。意識して献立に加えてみてはいかがでしょうか。

活性酸素って何?

  1. 活性酸素にはウイルスや細菌を排除して、体の免疫機能を助ける働きがある
  2. しかし、増えすぎると細胞を酸化させて傷つけてしまう
  3. 人体には活性酸素の酸化作用を抑制する「酸化防止システム(活性酸素除去酵素)」が備わっている
  4. 左の図のような様々な要因が酸化防止システムを妨害している

活性酸素は増えすぎると悪!
酸化作用が血管をもろくしたり、硬くしたりすることで、血管や血液の持つデトックス機能を阻害する

抗酸化作用の高い食材

活性酸素の働きを抑えるには、ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも)やビタミンE(アーモンドやクルミなどのナッツ類)、カロテノイド(緑黄色野菜やくだもの)、ポリフェノール(赤ワイン、緑茶、チョコレート)などの抗酸化成分を豊富に含む食品の摂取がおすすめです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話』
著:加藤 雅俊


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