お酒を飲んだ後の運動は自殺行為!「汗をかいて酒を抜く」は根拠のない都市伝説【ランニングの教科書】


走るタイミングで効果が変わる
お酒を飲んだ後、ランニングやサウナで「一汗かいてお酒を抜く」という人がいますが、非常に危険な行為なので絶対にしてはいけません。アルコールの分解は肝臓と腎臓で行なわれており、汗をかくことでアルコールが体内から排出されることも、分解が進むこともないのです。
むしろ、飲酒後に運動をすることで筋肉に血液が集まってしまい、肝臓への血流が減ってアルコールの分解が滞ってしまいます。その結果、二日酔いになる可能性が高まります。
また、アルコールには利尿作用があり、飲んだ以上の水分を尿として排出してしまいます。そして、アルコールの分解にも水が必要なため、汗をかいたら、体内の水分が不足するのは明白です。水分を失った血液はドロドロになり、血栓ができやすく、最悪の場合、命に危険が及ぶ脳卒中や心不全の引き金になることさえあるのです。
さらに、お酒を飲むと心拍数が上がります。ランニングも心拍数を上げ、血圧を高くするため、心臓への負担が増大する他、酔いが回るのも早くなります。このように、飲酒後の運動は百害あって一利なしですので、絶対にやめてください。
出典:『図解 中野ジェームズ修一のランニング教科書』
【書誌情報】
『図解 中野ジェームズ修一のランニング教科書』
著:中野ジェームズ修一
人気トレーナーによる最強の新しいランニングの入門書。多くのランナーが望み、目標とする「疲れないでラクに長く走れる」方法をはじめ、「健康のため、ダイエットのため」のランニング法など、目的別に効果的な走り方とポイントをわかりやすく図解で教える。ランニング未経験者でも気軽にはじめられるよう、シューズ選びから、正しいフォームやトレーニング法、距離を伸ばすための練習メニュー、ランニング前後のストレッチまで、ランナーが持つフィジカル面とメンタル面の悩み、疑問にすべて答える1冊。また、本書では目的別、体質別に、走るのにベストな時間帯などやその理由を解説し、最適な効果を得るための、とっておきの「タイミングランニング法」を教えます!!
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