退職代行を使うことはメンタル的にはあり?なし?【眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話】

退職代行を使うこと、メンタル的にはあり?なし?

状況によっては使うのもあり

最近は、本人に代わって退職する旨を会社に伝える「退職代行」というサービスが人気を集めていると言われます。

実際、退職を伝えるというのは、精神的にもしんどい作業ですから、代行してもらえるのであればお願いしたいという気持ちはわかります。

退職代行を利用することについては、人それぞれ意見があるでしょうが、本人の心身が疲労困憊で退職を申し出ることが難しい場合や、退職を申し出てもきちんと対応してもらえない場合などは、利用するのもありだと思います

「退職するときくらい、ちゃんと自分の口で伝えろ」という意見もあると思いますが、そもそもそれができないから、わざわざお金を払ってこうしたサービスを利用するわけです。本当は辞めたいのに、なかなか言い出すことができず、無理に働き続けた結果、心身を壊してしまうというケースもありますから、だったら退職代行を利用してさっさと辞めてしまうほうが、本人の心身の健康にもよいでしょう。

とはいえ、ある程度お世話になっていて、きちんと話が通じる会社であれば、自分でしっかり話して退職するほうがよいのも確か。基本的には、心身の疲労困憊のために話ができない、あるいは会社側に話が通じない場合にのみ、メンタルを守るために退職代行を使うのがよいのではないでしょうか。

退職代行が必要なケースとは

退職理由や性格、会社によっては使ったほうがよい

退職を申し出ることがメンタル的に難しい場合

退職理由
  • 頑張ってきたけどもう心が限界
本人の性格
  • 気が弱い人
  • 不安になりやすい人
  • 極端に言えない人

退職を申し出てもきちんと対応してもらえない場合

会社の問題
  • 退職させてくれない
  • 有給を使わせてくれない
  • いわゆるブラック企業


退職代行の業者に依頼した方がスムーズにいく

ただし······基本的には自分できちんと話すのが礼儀

  • ある程度お世話になってきちんと話が通じる会社だったら自分でしっかり話して退職するほうがよい
  • 「立つ鳥跡を濁さず」礼儀は大切

話ができない、話が通じない場合のみメンタルを守るために退職代行を使うのはあり

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話 』監修:益田 裕介

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厚生労働省によると、精神疾患のため医療機関に通院や入院している人は、年間約420万人いるとされており、5人に1人は一生の間に何らかの心の病にかかると言われています。
その精神疾患のなかでも最も多いのがうつ病などの気分障害。
一度精神に不調をきたすと回復が容易ではないため、日頃から心を安定に保つための“メンタルマネジメント習慣”が大切です。

メンタルと一口にいっても、症状や悩みは人によってさまざま。
例えば「気分に波があって感情をコントロールできない」、「仕事に対するやる気やモチベがまったくない」、
「やったことのない新しいことに挑戦するのがこわい」、「褒められても、好きなことをしても満たされない」、
「いつも何かに追われて不安を感じる」などなどなど……。

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