メンタルに限界がきているときのサインとは【眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話】

メンタルの危険信号を把握する

日々のさまざまなストレスにさらされると、私たちの脳は疲労が蓄積し、やがて限界を迎えます。

日本人は真面目なので、精神的にキツくても、つい無理をしがちですが、そうすると「うつ病」などを発症してしまうことにもなりかねません。それを防ぐためにも、ここではメンタルに限界がきているときのサインを紹介しましょう。

ひとつ目は「現実感がない」ということです。生活していても、何か地に足がついていないような、夢のなかにいるような感じがします。現実感がないからこそ、「死んでしまってもよいのではないか」「生きていてもつまらないな」と思ってしまいます。

ふたつ目は「意欲が減る」ことです。今まで楽しいと思っていたことが楽しくなくなる、ほしいなと思っていたものがほしくなくなる、食べたいものがなく食欲もわかない。このような状態になったときは、限界がきているサインです。

3つ目は「自己肯定感の低下」です。自分には価値がない、自分には何もできないと思ってしまいます。ほかにも、「常に落ち着かなくて不安や焦りが「ある」「眠れない」「思考力・集中力が低下している」といった場合も要注意です。左ページにメンタルに限界がきているときの具体的なサインをまとめたので、こうした症状が出たら無理をせず、しっかりと休むようにしましょう。

メンタルの悲鳴はこんな形で現れる!

そろそろ限界のサイン

  • 現実味がない
  • 食欲がない
  • 眠れない
  • 楽しいことが楽しくなくなる
  • 欲しかったものが欲しくなくなる
  • 不安や焦り
  • 自己肯定感の低下
  • 思考力・集中力の低下

生活に現実感がなく「死にたい」と考える、さまざまな意欲や欲求が低下する、常に不安で落ち着かず焦る、自分には価値がないと考える、思考力・集中力が低下しているといった症状が現れたときは、「うつ状態」になっている可能性が高い。

限界がきているときの具体的な思考と症状

  • 「周りの人たちから嫌われている」と感じる
  • 「未来がない」と考える
  • 「人に相談しても無駄だ」と思う
  • 人と会話をしなくなる
  • 自律神経症状(頭痛、めまい、ひどい肩こり、おなかが張る、喉が詰まっている)
  • 自然に涙が出てくる

上記のサインが現れた場合は休むことや精神科の受診を検討しよう

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話 』監修:益田 裕介

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厚生労働省によると、精神疾患のため医療機関に通院や入院している人は、年間約420万人いるとされており、5人に1人は一生の間に何らかの心の病にかかると言われています。
その精神疾患のなかでも最も多いのがうつ病などの気分障害。
一度精神に不調をきたすと回復が容易ではないため、日頃から心を安定に保つための“メンタルマネジメント習慣”が大切です。

メンタルと一口にいっても、症状や悩みは人によってさまざま。
例えば「気分に波があって感情をコントロールできない」、「仕事に対するやる気やモチベがまったくない」、
「やったことのない新しいことに挑戦するのがこわい」、「褒められても、好きなことをしても満たされない」、
「いつも何かに追われて不安を感じる」などなどなど……。

まず、メンタルを整えるには、身体のケアも必要不可欠。
身体が弱っていたら、心も弱ったままです。
本書は「身体」→「人間関係」→「知識」の順で身体と環境、思考それぞれの整え方を紹介し、3STEPプログラムとして誰でも実践しやすいつくりになっています。
SNSや人間関係、職場での悩み事やモヤモヤの解消法も具体的なシチュエーション例とともに掲載。

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