眠りのサインが早くても遅くても90分を目安に寝かしつけます
賢い子が育つポイント
●赤ちゃんが眠りのサインをださないときは90分周期が終わる5〜10分前に寝かしつけはじめます
●赤ちゃんがサインをだしているときはすぐに寝かしつけ、無理に起こしておいてはいけません
眠りのサインに気づいたら、すぐに赤ちゃんを寝かしつけましょう。このとき、眠りのサインが90分周期より早かったら、どうすればよいでしょうか。たとえば、周期がはじまってから70分程度しかたっていないこともあります。
この場合、周期が短いのではなく、あなたが気づく前から赤ちゃんは目が覚めていて、すでに周期がはじまっていた可能性もあります。目覚めてもすぐに声をあげず、しばらく静かにまわりの様子をうかがっている赤ちゃんもいるのです。赤ちゃんがサインをださないときは、90分周期の終わる5〜10分前に寝かしはじめます。
これまで、赤ちゃんがぐっすり眠るまで寝かしつけをしていたなら、同じようにつづけてください。もうひとりで自然に眠りにつけるなら、寝かしつけはじめてうとうとしはじめたら、完全に眠りに落ちる前に布団に入れましょう。赤ちゃんが生まれてから数日〜数週間、あるいは体調を崩している場合、90分たたないのにひんぱんに眠りたがるかもしれませんが問題ありません。
体調を崩したり、ケガをしたりしているとき、赤ちゃんはとても眠くなることがあります。赤ちゃんのことを一番よく知っているのはあなたです。いつもよりもずっと眠そうに見えたら、迷わずかかりつけの小児科の先生に相談しましょう。注意してほしいことは、赤ちゃんが眠りのサインをだしているのに、無理に起こしておいてはいけないということだけです。
出典:『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
【書誌情報】
『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
ポリー・ムーア 著
睡眠を専門とするプロフェッショナルが考案、自分の子どもで実践し、さらに全米で実績を積んできた「NAPSメソッド」。これによって、子どもに良質な睡眠を与え、夜泣きを改善し、乳児期に学習能力を飛躍的に発達させることができます。メソッドの方法は非常に簡単で、子どもの睡眠を記録するだけというもの。生涯にわたって重要となる集中力、情緒の安定、コミュニケーション能力ものばす、本当に優秀な子を育てる育児書。子どもの睡眠障害を防ぐこともできます。
公開日:2022.09.06