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5、進化する石器・土器【日本史】

Text:鈴木 旭

縄文農耕が深化発展し、食生活が変化してくると狩猟・採集道具よりも調理・保存用道具の開発、実用化が進みます。

まず、炉が複式炉に改良され、常に置き火をおいて、いつでも調理できるようになりました。煮炊きに使う深鉢だけでなく、浅鉢もセットの土器として作られ、杓子型の木器や土器も出現し、団子やすいとん状の食糧が食べられるようになりました。

 

つまり、堅果類の粉をこねたり、団子状にした食材をすいとん状に調理したり、肉や山菜と一緒に煮炊きしたり、雑炊状にして食べるとか、食生活のバリエーションが豊かになってきたことを反映しています。

 

こうした変化は、漁業や狩猟が生活に占める割合が低くなり、選択的栽培や焼畑農業などの先進的な農耕の占める割合が高くなった縄文中期以降の特徴です。安定した食生活を裏付ける道具が出土するようになります。

出典:『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』
著/鈴木旭

【書誌情報】
『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』
著:鈴木 旭

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