設定する目標は「SMART目標」で
目標がうまく達成できない、というときは計画の設定段階を見直してみましょう。
目標の達成率は、目標の設定段階で80%が決まると言われます。正しい目標設定をすることで、目標の達成率は上がるのです。
正しい目標設定の条件は表の「SMART(スマート)目標」の5つのポイントです。
目標は総じて、すこし無理をしなければ届かないレベル、すなわちストレッチ(Stretch)を必要とする目標でなければなりません。
次に目標を数値化することで、目標は単なる努力目標で終わることなく、ゴールを目指すものとなります。
”What gets measured gets done.”(数値化できることは実行に移される)ということです。
目標は、3つ、多くても4つに絞り込むことで達成率が高まります。
マネジメント可能(Manageable)とは、目標を実行可能な数に絞り込むことです。
目標は納得(Accepted)目標でなければいけません。同じ目標でも、「強制目標」と考えている人と「納得目標」と思っている人では、後者のほうが「やったるで!」という意欲が3倍近く高くなるといわれています。
目標を達成するには、リソース(Resource =資源)が必要です。目標には、「資源の裏付け」を欠かすことはできません。
そして、何ごとにも期限(Time)があります。
期限のない目標はありません。目標も期限設定がある事で達成率が上がるのです。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 人を動かすリーダー力』
著者:新 将命 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
新 将命(あたらし まさみ) 株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒業。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。現在、ライザップグループ株式会社など数社のアドバイザーを務める。「伝説の外資トップ」と称され、“実論”にもとづいた独自の経営論・リーダーシップ論には定評がある。
部下が付いてこない。どうしたらいい?チームをやる気にさせるには?リーダーにふさわしい話し方は?チームの力を最大限に発揮させる!伝説の外資トップが伝えるリーダーの仕事術。職場のリーダーとして、部下や上司など、人を動かし、結果を出すスキルをわかりやすく図解しました。仕事のさまざまな困ったことを即解決し、スキルアップするノウハウが満載です。メンバーのやる気の引き出し方から、部下の育て方、業績アップの方法、勉強時間のつくり方まで、デキる人になる最強の法則が身に付きます。
公開日:2022.07.23