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未来を見据えたまちづくり「SDGs未来都市」に墨田区が選出!「SDGs未来都市」ってなに?【親子で学ぶSDGs】

Text:笹谷秀光

パートナーシップで世界に誇れるまちに

SDGsを達成するためには、みんなが協力し合うことが欠かせません。行政、企業、学校、市民がパートナーシップを発揮している取り組みとして、熱い注目をあびているのが「SDGs未来都市」です。これは2018年にできた自治体によるSDGsの優れた取り組みを選ぶ制度です。2021年度までに、124都市がSDGs未来都市に選ばれました。

人口減少に悩む自治体があるなかで、アイデアとパートナーシップを武器に、地域の活性化に成功している自治体もあります。農林業がさかんな北海道下川町は、地域住民を中心に独自のSDGsを決めて、持続可能な森林経営、木材をむだなく使う加工システムを導入した森林総合産業を発展させ、住みやすいまちづくりを行っています。

都市部では、東京都墨田区が新たにSDGs未来都市に選ばれました。ものづくりの中小企業が集まっているため、ものづくり力を活かしてSDGsに貢献しています。

こうした取り組みをほかの地域にも広め、ずっと続けて共感と取り組みのノウハウを社会に広げていくこと。それが、みんなが生き生きと暮らせる社会づくりにつながるのです。

「SDGs未来都市」ってなに?

2018年にできた、自治体によるSDGsのすぐれた取り組みを選ぶ制度のことです。各自治体の取り組み例を見てみましょう。

1.長野県…暮らしやすい、美しい信州へ

→公民館、博物館、図書館の多さを生かし、「誰もが学べる環境づくり」をめざす。また、豊かな自然を生かした再生可能エネルギー資源の普及や促進にも取り組んでいる。

2.岡山県真庭市…地域エネルギー自給率100%をめざす

→余った木材や木くずなどを使ったバイオマス発電など、木を無駄なく使う「木を使いきる真庭」事業を展開。生ごみと排せつ物を使った農業用肥料を使い、低コストの農業に取り組んでいる。

3.大阪府大阪市…「SDGs先進都市」を実現するために

→2025年に開催される大阪・関西万博に向け、誰もがSDGsを意識し、行動する大阪を実現していく。新たな海洋プラスチックごみをゼロにするための取り組みを進めている。

「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!

・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・SDGs未来都市に私の住む街は選ばれている?

そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光

【書誌情報】
『親子で学ぶSDGs』
笹谷 秀光 著

今、大注目の大切な話「SDGs」について、わかりやすいテキストとイラストで解説しながら各項目を【3つのキーワード】にまとめました。「エスディージーズってなに?」という基本から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで一気にわかります。

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