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2050年には世界の40%の人々が水不足に悩まされる!?水不足を防ぐカギとは?【親子で学ぶSDGs】

Text:笹谷秀光

2050年には世界の40%の人々が水不足に悩まされる!?

人間が生活するうえで、水は欠かせない存在です。地球の表面の約7割が水ですが、そのうち97.5%は海水。私たちが利用しやすい、河川や湖沼に存在する水は、地球上のすべての水のうち約0.01%程度です。

水の使用量は人口が増えるほど増加します。国連人口基金(UNFPA)によると、2020年の世界人口は約78億人で、2050年には約97億人まで増えると予測されています。

2050年には約39億人が、深刻な水不足に陥るとの予測も。利用可能な水の量は、経済の発展や降雨量に大きく左右されます。今後はさらに地球温暖化も進み、水不足の影響を受ける地域が広がることが考えられます。

そうなれば、隣り合った国同士が、水の配分や所有権をめぐって争うケースが今以上に増えるかもしれません。

世界的な水不足問題の解決をめざして

将来的に水不足になるのを防ぐための、カギのひとつが森林保全です。山地や森林を適切に管理することで、水をため、洪水を防ぎ、水質を浄化し、ダムの機能を安定させるなどのメリットがあります。植林などで山地を整え、河川の水流をよくして水害を防ぐ「治山治水」の事業は、の日本でも古くから行われてきました。

水不足を防ぐには…

森林を管理して、水害を防ぐ

環境を守り、地球温暖化の進行を防ぐ

ひとりひとりが水を大事に使う

1日、1人当たり約214Lを使用しているといわれています。そのうち、大半は料理、洗たく、風呂、トイレなどで使われ、飲料水の水は2~3L程度です。水は限りある大切な資源です。水を守るために私たちにできるアクションはなにか考え、取り組んでみましょう。

「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!

・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・地球の水には限界があるの?

そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光

【書誌情報】
『親子で学ぶSDGs』
笹谷 秀光 著

今、大注目の大切な話「SDGs」について、わかりやすいテキストとイラストで解説しながら各項目を【3つのキーワード】にまとめました。「エスディージーズってなに?」という基本から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで一気にわかります。