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神様の役割が名前からわかるって、本当?なぜ神名にその性質が表れていることが多いのか【図解 神道】

Text:渋谷申博

名前を読めば、性質・役割がわかる

アマテラスの命を受けて地上統治のため天降りした神様は、通常ニニギと呼ばれますが、実はこれは略称です。『古事記』によればアメニキシクニニキシアマツヒコヒコホノニニギ(天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命)が正しい名前です。落語の「寿限無」ほどではありませんが、1柱の神様の名前とは思えないほどの長さです。

ところが、正式には長い名前の神様は意外に多く、ニニギの父のアメノオシホミミも、正しくはマサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミ(正勝吾勝勝速日天忍穂耳命)といいます。こんな長い名前覚えられないと思われるかもしれませんが、意味を知ってしまえば、案外覚えられるものです。

まずニニギですが、「アメニキシ」で「天上世界が賑々しく豊かになる」、「クニニシキ」で「地上が賑々しく豊かになる」、「アマツヒコ」は「天上から来た男(神様)」、次の「ヒコ」は「太陽神の子(孫)」の意です。そして、「ホノニニギ」は「稲穂が豊かに実る」です。

一方、アメノオシホミミは全体を通して訳すと「正に勝った、私は勝った、日が昇るように素早く勝った、多くの米を実らせた稲穂(の神様)」となります。こう読み解いてくると、どちらも実質的な名前の部分は称号であること、そして、いずれも米の豊作をもたらす神様であることがわかります。すべての神様の名がこのように読み解けるわけではありませんが、神様の名とその性質・役割とは密接な関係があるのです。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 神道』監/渋谷申博

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 神道』
著:渋谷 申博

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