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無理して続けても限界点がきてしまう…「人間関係リセット症候群」に陥りやすい性格とは?【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

Text:ポーポー・ポロダクション

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」②【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

理由2/人間関係の疲労

リアルでもオンラインでも無理して人間関係を続けていると、ある日に限界点がきてしまい関係を清算したくなることがあります。特に完璧主義者の人は、ストレスを溜め込みやすい傾向があります。

SNSでは身元がわかっていない人も多く、リセットしてもう一度構築し直したくなる心理も働きやすい環境です。リセットした後で、友人たちを切ってしまったような罪悪感と虚無感に襲われて、再び人間関係をつくり、また疲れてやめるという行為を繰り返しがちになります。

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」②【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

理由3/相談できない性格

人間関係リセット症候群は、「人に相談できない」性格の人にも見られる傾向です。相談できない背景のひとつは、他人に迷惑をかけたくないという思いです。相談して迷惑をかけて「相手に嫌われたくない」と考える人がいます。この傾向も近年高まっているもので、人に嫌われることを極端に恐れる人が増えています。

人間関係をリセットしたい気持ちになったら、自尊感情を意識してみましょう。自分の否定的な部分、弱い部分を受容すること。ありのまま受け入れることから始め、自分の強み、長所を伸ばしていくのです。

また、人間関係で疲労しやすい人はなんでも完璧にやろうとせず、気楽に関係を構築すべきです。SNSこそ自分のペースでやりましょう。

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」②2【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

【出典】『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
「人の心を動かせるような良質でおもしろいものを作ろう」をポリシーに、遊び心をこめたコンテンツを企画している。色彩心理と認知心理が専門で幅広く心理学全般を活用し、ビジネスやコミュニケーション展開を企画、提案している。著書に『色と性格の心理学』、『決定版 色彩心理図鑑』(ともに日本文芸社)などがある。


大好評「ゼロからわかる」シリーズに、「人間関係の心理学」が登場。対面・リモート・SNSでも使える!「人間関係」×「心理学」科学的な研究に裏打ちされた、ストレスゼロの心地いい関係をつくる方法を紹介します。
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近年は、環境の変化によって新しい心理が多くの人に芽生える傾向にあります。オンラインミーティングやメールでのやりとり、SNS上での交流など、対面以外のコミュニケーションの場面も増えました。このような新しい環境でも、トラブルやストレスを回避しながら円滑な人間関係を構築するポイントがつかめる一冊です。

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