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自由席に座れる確率を上げる方法とは?改札口から遠いと乗客数が減る!?【図解 鉄道の話】

Text:綿貫 渉

繁忙期には臨時列車もある

新幹線の席をできるだけお得に確保するには、事前にネットで指定席を予約するのが一番ですが、繁忙期などで指定席が満席となり、自由席を利用することもあるでしょう。一般的な電車よりも長距離を移動する新幹線の場合、座れるか座れないかは大きな問題です。もしも座れなかったら、長い時間を立ったままで乗車するしかありません。そこで知っておきたのが、自由席に座る確率を少しでもアップさせる方法です。

今回は、利用者の多い東海道新幹線の場合を紹介します。実は新幹線の座席数は号車によって異なり、偶数号車のほうが座席数は多く、奇数号車との差は10~35席といわれています。始発駅で各号車の列が同じくらいであれば、偶数号車のほうが座れる可能性が高いです。ただ、奇数号車でも1号車は座れる確率が高くなっています。改札口までの距離が遠いため、乗り降りに不便を強いられるからというのが理由です。ちなみに、繁忙期には臨時列車が多数設定されています。時間帯によっては、東京―大阪間ののぞみ号が3分間隔で運行している場合もあります。「前の新幹線が発車してから3分後に走るのぞみ号」は自由席に並ぶ人が比較的少ないため、特におすすめ。そこを狙って乗車すれば座れる確率は高くなります。

車両によって座席数が異なる

新幹線の奇数号車にはトイレが設置され、偶数号車よりも座席数が少なくなっています。座席の数は、実は各号車で一定ではないのです。

※1号車の座席数はおよそ65席。
※2号車の座席数はおよそ100席。

車両によって座席数が異なる『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』

改札口から遠いと乗客数が少なくなる

新幹線の改札口に通じる階段はホーム中央にあるため、最も端にある1号車は乗客数が少なくなる傾向はあります。それゆえ座席数は少ないものの、実は狙い目です。

改札口から遠いと乗客数が少なくなる『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』 綿貫 渉

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』
綿貫 渉 著

通勤・通学、旅行・おでかけ…私たちは普段何気なく電車や駅を利用していますが、なぜ安全に時間通りに運行できるのか、遅延や事故・トラブルの際はどう対処しているのか、意外と知らないことも多い鉄道の話。本書では、今さら聞けない基本的なしくみから、知るほど面白い鉄道の歴史まで、図解やイラスト付きでわかりやすく解説します。

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