よくある姿勢① 悪い姿勢の代表格 猫背
頭が傾けばそれだけ首の負担が増加
背中が丸くなる「猫背」は、首や肩のこり、腰痛、自律神経の乱れなど、あらゆる不調を引き起こします。その原因は、傾いた首が頭の重さを支えきれなくなることです。
人間の頭部は思った以上の重量があります。その重さは体重の1割といわれ、60キロの人なら頭の重さは5~6キロ。しかも、頭を前に15度傾けると頸椎にかかる負荷はさらに増して、12キロにもなるという研究結果もあります。
つまり、猫背で首が前に傾けば傾くほど頸椎、さらには背骨にまで負担がかかるということです。背骨は姿勢の要。余計な負担がかかれば体はゆがみ、運動能力の低下も招いてしまいます。
猫背になる主な原因
- 長時間のパソコンやスマホの使用で、無意識のうちに前かがみになっている。
- 作業に集中するあまり浅い呼吸になり、体を支える横隔膜が使えていない。
- 運動不足のため筋力が低下。正しい姿勢を保つことができない。
- 長時間、同じ姿勢でいることが多く、筋肉がかたまってしまう。
頭はボウリングの球!?
【書籍情報】
『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』
著:木場克巳
本書は、体幹の基礎から具体的なトレーニングプログラムまでを紹介し、運動能力の向上やダイエット、姿勢改善、睡眠の質向上など、多くのメリットを提供します。子供からシニアまで幅広く対応したプログラムもあり、家族全員で楽しめます。体幹力を高め、心身ともに健康な生活を目指すためのガイドです。
公開日:2024.09.11