右手と左手をひとつにまとめる

【部位】右小指側３本 【機能】左手と組み合わせる

クラブがズレたりしない自分の握り方をつくる

右手の小指、薬指、中指は、左手との一体感をつくる役割を果たしています。オーバーラッピング、インターロッキング、ベースボールなどの組み合わせ方がありますが、それぞれ試してみて、自分がやりやすいと感じるもの、手の中でクラブが回ったりせず、しっかり固定できる握り方を見つけてください。

できるかぎり両手のまとまり方を、コンパクトにするといいと思います。グリップ部分がクラブの動きの支点となるので、小さくまとまっているほうが、クラブがスムーズに動いてくれるからです。

●オーバーラッピング

左人差し指の上に、右手の小指を乗せて組み合わせる。

●インターロッキング

左人差し指と右小指をからませるようにして組み合わせる。

●テンフィンガー

10本の指すべてをグリップにつけて握る。

出典：『ゴルフ当たる！飛ばせる！スウィング解剖図鑑 イラストでわかる身体とクラブの正確な使い方』著/奥嶋誠昭

【レッスンプロ情報】
●奥嶋誠昭
1980年生まれ。ツアープロコーチ。アマチュアゴルファーからツアープロまで最先端機器を使ったバイオメカニクス（動作のコツを解析する）をもとに、ゴルファーの要望に合ったスイングづくりに定評がある。JGTOツアープレーヤー。2020―2021年国内女子ツアー賞金王、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧など、数多くのトッププロ選手の指導実績を持つ。