天気が悪い日に起こる体の不調
頭痛は原因がわかりにくい不調の1つ。緊張型頭痛や片頭痛などはストレスが原因で引き起こされる頭痛として知られています。心の病気とも深く関わってくるため、頻繁に起きる場合は早めの受診が必要です。近年注目されているのが、季節や気象の変化などによって起こる「天気痛」「気象病」と呼ばれる頭痛。
少なくとも推計1000万人以上いるともいわれています。原因は、天気の移り変わりとともに変動する気圧の低下や上昇。急激な変化を内耳がキャッチすると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、副交感神経が活発になり過ぎると頭痛や古傷の痛みなどを起こし、ひどきときは倦怠感や気分の落ち込みを感じます。予防には、漢方薬やビタミン・ミネラルの摂取、耳のマッサージなどが効果的です。
出典:『専門家がしっかり教える 健康図解 毒出し』工藤孝文
【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 健康図解 毒出し』
工藤 孝文
本書ではこころやカラダの健康法などで数々の著書を持つ、健康の専門家である医師による、誰でも簡単にできる“毒出し法”を紹介します。病院で調べても原因がわからない『メンタルから来る体の不調』、内臓脂肪、コレステロール、血糖値、高血圧といった『生活習慣から来る体の不調』など、『こころ』と『からだ』両方の原因による不調の解消法をたっぷり掲載します。自律神経の乱れやうつのような症状を感じている人にはこころの毒出しになる、『飲むだけで安眠をもたらす飲み物』や『自律神経が整う食べ物』など、誰でもできるストレス解消法を掲載します。
公開日:2023.04.11