気になる数値はたんぱく質が原因かも
健康診断で見かける「γ‐GTP」や「LDH」などの数値は、じつはたんぱく質が関係するもので、体内での量や割合が、体の調子と密接に関係しているものなのです。
例えば「γ‐GTP」(γ‐グルタミルトランスペプチターゼ)は腎臓や肝臓でたんぱく質の分解や合成に関わる酵素です。この数値は、アルコールの摂取などで肝臓に負担がかかると高くなる数値なので、肝臓の数値を確認する指標となります。
また「BUN」(尿素窒素)はたんぱく質が分解された後に残ったもので、通常であれば腎臓でろ過されて尿として排出されます。腎臓に不具合が生じていた場合は、ろ過しきれずに血中に残ってしまうため、「BUN」の数値で腎臓の健康状態を確認することができます。
尿酸値もたんぱく質に関わるものです。肉類や魚介類などたんぱく質に含まれるプリン体は肝臓で分解されますが、排出量が多すぎると痛風や腰痛を引き起こします。このほかにもたんぱく質が関連する指標はいろいろありますので、健康診断の際にはぜひ確認してみてください。
出典:新ダイエットごはん
【書誌情報】
『新ダイエットごはん』
上西一弘 著
糖質制限ダイエットが流行する中、筋肉を作る重要な栄養素として注目を集め始めている、『たんぱく質』を使ったレシピを紹介!
1日に必要と言われている分量を効率よくしっかり摂れて、お腹にも大満足のおいしい料理を紹介します。
また、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質それぞれのオススメ配分なども考慮した、献立例なども紹介。
たんぱく質を食事の中にどう取り入れていくかよくわからない人でも、これ一冊でリバウンドしないダイエットが可能になります。
公開日:2022.06.23