終了後の移行期間
週1夜断食のメソッドを終了した後、どのように日常を構築していくかが気になるところだと思います。最初にはっきり言っておきたいのは、週1夜断食終了→以前の食生活に戻す、ではないということです。以前の食事に戻れば、高い確率で元の体に戻るでしょう。適正体重を維持することのメリットは山ほどあるけど、体重を増やすことのメリットはないはずです。正直にいうと、週1夜断食を新しい食習慣としてそのまま続けていただいてもいいくらいですし、終了後も月1〜2回は夜断食をすることで、適正体重を維持しやすくなります。
3〜4カ月続けていると体が慣れて、以前のような食への強い欲求を感じなくなっていると思うので、案外、週1夜断食を新しい食習慣にするのは難しいことではありません。でも、期間限定だと思うからこそ頑張れる、というのも多くの方の本音だと思います。もう少し主食を食べたい、そんなふうに思う人もいるでしょう。そういった方は、週1夜断食終了後の食べ方について、次の三原則を守りながら新しい食習慣を構築しましょう。
・夜より昼に食べる
炭水化物や揚げ物などは、活動量の多い日中に食べて寝るまでに消費するようにします。
・白より茶色を選ぶ
主食は、白米より玄米、うどんよりそばといったように、茶色いものを選ぶ回数を増やします。ラーメンやパンなど小麦粉が原料のものは、毎日続けて食べない心がけが大事です。
・量より質を重視
週1夜断食をしていたときからの習慣を続けて、質のいい食べ物をちょっとずつ、を基本にしましょう。大皿料理よりも小鉢が何品か並ぶようなイメージを持つといいと思います。
食べ方以外では、毎日の体重・体脂肪率のチェックを続けましょう。体重が1㎏増える前に夜断食を行う、体重が増加傾向になってきたら夜は野菜料理だけにして早めに寝る、そんなふうに自分なりの調整法を確立し、自分が快適でいられる一生太らないコンフォート・ゾーンの中で体重を維持できるようにしていきましょう。
出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢
【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢
若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
公開日:2023.09.14