正しい舌の磨き方
口の中にはたくさんの細菌が生息しているとお伝えしましたが、一番繁殖しやすい場所が舌の上になります。ではなぜ、そんなに細菌が繫殖してしまうのでしょうか。舌の表面は凸凹のある絨毯構造になっており、その凸凹に食べ物のカスが付着しがち。おまけに表面積が広いので、大量の食べカスをキャッチしてしまうのです。
そういった食べカスや、さらには唾液の成分、微生物などが付着することで、舌に細菌が繁殖していきます。すると、舌の表面が白い苔状のものに覆われます。これが「舌苔」。舌で増えた細菌などが堆積してできたものです。細菌などのかたまりであるがゆえに、舌苔は口臭の原因にもなる厄介なもの。とはいえ、舌を掃除することで、比較的簡単に落とすことができます。そこで、おすすめしたいのが「舌磨き」です。
舌磨きのポイントは、専用の舌ブラシを使うこと。毛先がやわらかく、舌の表面にフィットする形状なので効率よく除去できます。ブラシタイプやヘラタイプなど、舌ブラシにはいろいろな種類があるので、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
次に磨き方ですが、やり方はとても簡単。舌の中央を10回、左右それぞれに10回、上から下へ一方向に力を加えずになでるようにこすります。これを1日1回行うだけ。歯周病予防だけでなく口臭が気になる人は、1日1回の舌磨きをぜひ試してみましょう。
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅
【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅
世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。
公開日:2023.02.21