果物の果糖は内臓脂肪をためやすい
果物はビタミンや食物繊維をたっぷりとれるので健康的な食べ物だと思われがちですが、内臓脂肪を減らしたいのであれば、常食や過食を避けるべきです。
そもそも糖質は、その分子の大きさから3種類に分類されます。まず、ブドウ糖や果糖などが含まれる「単糖類」、ショ糖や乳糖、麦芽糖などの「二糖類」、そして穀類やいも類のでんぷんなどが含まれる「多糖類」です。単糖類が分解・吸収のスピードが最も速く、次が二糖類、最も遅いのが多糖類になります。
果物に含まれる糖質は、単糖類の果糖です。消化吸収が早いため食後に血糖値を急上昇させ、中性脂肪を増やします。果物や野菜をジューサーにかけてつくるスムージーは、食物繊維が切り刻まれることでより消化がよくなります。一見、ヘルシーなイメージがありますが、実は脂肪をためやすい飲み物なのです。
ただ、旬の果物はビタミンなどが豊富で、健康効果、美容効果は高いもの。食べる場合は、朝食と一緒に食べるようにしましょう。活動量が減って糖質が消費されにくい夜は避けて正解です。
そのほか「軽く食事をとりたい」といったときに、手軽に食べられるサンドイッチやそばを選ぶ人は多いと思います。しかし、いずれも糖質が多いメニューでヘルシーとはいえません。
【書誌情報】
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公開日:2021.07.23