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中性脂肪が増え過ぎて動脈硬化が進行すると大きな病気を誘引する最も怖い場所とは!?【内臓脂肪の話】

Text:栗原毅

増え過ぎると動脈硬化が進行する

中性脂肪は糖質からつくられる脂質の一種で、体を動かす、体温を維持するといった身体活動のエネルギーになるものです。人間が生きるためには不可欠なのですが、増え過ぎると様々な問題を引き起こします。

血液中の中性脂肪の量が多くなると、血液はドロドロの状態になり血管内をスムーズに流れなくなります。徐々に血管を傷つけ、深刻な病気につながる「動脈硬化」を進行させるのです。動脈硬化とは、血管の傷に脂質や悪玉コレステロールが入り込むことで、プラークができてしまった状態をいいます。プラークはコレステロールなどのかたまりで、それがあるために血管内が狭く硬くなって血液が流れにくくなり血圧も高くなります。さらに、進行してプラークが破裂すると、修復するために血管内に血栓(血液のかたまり)が発生。最悪の場合、血栓で血管がふさがって、血管が破れてしまうこともあります。

動脈硬化が起こると最も怖い場所は「脳」。脳内の血管に血栓がつまる「脳梗塞」や、脳内の血管が破れて出血する「脳出血」など、どれも死につながる大きな病気を誘引します。また、動脈硬化は心臓にも大きな負担を与えており、心臓の機能が低下する「心不全」や心臓内の血流が一時的に途絶える「狭心症」、心臓の血管に血栓がつまる「心筋梗塞」などを引き起こします。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
著:栗原毅

シリーズ累計発行部数150万部突破!ダイエットでも健康でも超重要な『内臓脂肪』をテーマに、速攻で落とせる方法を医師が解説する図解シリーズ最新作!
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になって健康状態が悪化してしまう人も多くいます。
そこで問題なるのが『内臓脂肪』。ゆるキャラみたいなかわいいぽっこりおなかになってきた……と悠長に考えている場合ではありません。
内臓脂肪の増加は見た目の変化だけでなく、放置すると健康状態に様々な悪影響が出てきます。
本書ではそんな内臓脂肪が増えてしまう理由から、速攻で落とす食事法まで、すぐに使える超実用的な情報を幅広く紹介します。
『内臓脂肪の前に脂肪肝が問題』『内臓脂肪を減らすには緑茶を飲むのが最短ルート』『お酒を飲みながら内臓脂肪を減らす方法』など、
今日から使える知識が満載です!痩せたい、健康になりたい、家族の健康が気になる、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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