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25、源頼義、義家の悲哀【日本史】

Text:鈴木 旭

平安末期、成長した武士団は「源・平・藤」の三大ブランドに集約されます。中でも一頭抜きん出たのが清和源氏。摂関家の「侍」になり、上総国で発生した「平忠常の乱」を平定したのが関東進出の始まり。

 

次いで「前九年・後三年の役」が勃発します。陸奥の安倍一族を討伐するため、朝廷は源頼義を陸奥守に任命。頼義は子の義家と共に東国武士団を率いて陸奥に乗り込み、安倍一族を攻め滅ぼします。

 

ところが、出羽の豪族清原一族の援軍が大きな力になったという功で、清原武則が鎮守府将軍となります。肝心の頼義は伊予守に転出、義家は出羽守として武則の配下になる始末。義家は止むなく陸奥を離れます。

 

その後、清原一族の内紛が始まり、再び義家が巻き込まれ、力を振るいますが、朝廷は喜ばず、義家は再び陸奥を離れ、一人(藤原)清衡(きよひら)が残されます。そして、平泉政権の祖となります。

出典:『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』著:鈴木旭

 

【書誌情報】
『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』
著:鈴木 旭

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