SPORTS LAB
- スポーツを通じて美しくそして健康に -

  • HOME
  • SPORTS LAB
  • 心の病気は誰でもかかる可能性があるもの!心の病気は個性や特性のひとつと考えよう!【臨床心理学】

心の病気は誰でもかかる可能性があるもの!心の病気は個性や特性のひとつと考えよう!【臨床心理学】

Text:湯汲英史

最終的な判断は自分の意思で

精神疾患と診断されると、病名がなんであれショックを受けることは容易に想像できますが、悲観する必要はありません。精神疾患は決して不治の病などではなく、適切な治療や心理療法、カウンセリングなどを受けることで、回復する可能性のある病気です。自分の個性や特性のひとつだと前向きに受け止めましょう。

これは、自分の子どもが「発達障害」といった精神疾患の診断を受けたときも同様です。決して悲観的にならず、その子のことを理解することをすすめましょう。

精神科医には、「どんな病気なのか?」「治療方針」「治療期間はどれくらいなのか?」「薬の効果」などをしっかり聞きましょう。特に、自分で判断できない子どものときは、親が判断しなければならないためとても重要です。しっかりと説明を聞いたうえで、自分がどう病気に向き合うかを自分の意思で判断します。

もし、診断名に納得できないときは、セカンドオピニオンも選択肢のひとつです。前述したように、精神疾患の診断は非常に難しく、あいまいであったり、時間の経過とともに診断名が変わったりする場合もあります。症状が似ている精神疾患は多く、さらに併発していたりすると、さらに診断が難しくなりますので、診断に納得できない場合は、別の精神科医の意見を聞いてみることも大切です。

心の病気は誰でもかかる可能性があるもの【眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』監修/湯汲英史

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』
監修:湯汲英史

ADHDや学習障害、統合失調症やパニック障害などの言葉を耳にする機会はありますが、なんとなく心やメンタルの不調・病気と捉えてしまいがちな臨床心理学の分野。しかし紐解いていくと実はそれぞれの症状には特性や原因があり、子どもが抱えやすいのものから大人が抱えやすいものまで様々です。また、ストレスが原因で自分では気づかないうちに発症してしまうものも。本書ではそんな一見理解し難い「心の問題」の特性や症状を図解でわかりやすく解説します。最も大切なことはしっかりと特性を理解して自分と、そして他人と向き合うことです。「自分は他人がふつうにできることができない」「職場のあの人はどうも変に感じる」「子どもがじっとしていてくれない」こうした日常のもやっとした感情も、臨床心理学を知ることで理解が深まります。また、実際に現場で心の病気を抱えた人と向き合う公認心理士師の仕事についても紹介します。臨床心理学を通して「心の問題」について知ることで、自分や他人の特性がわかり、周囲と上手に付き合っていく方法を知ることができる一冊です。

芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内