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疲れたら「甘いもの」は非効率!?むしろ悪循環の引き金になるのはなぜか【食材と栄養素の話】

Text:牧野直子

甘いものを食べすぎると集中力が低下し眠くなる

脳はエネルギーを消耗すると糖分が欲しくなるものですが、ついストレスフルな状態で甘いものを食べすぎると、あとからダルさた眠さがやってきてしまいます。また、糖質過多な状態を何ヶ月も続けると、自律神経のバランスを崩し、イライラしやすくなったりと、集中力を維持できない状態になってしまうことがあるのです。

このような糖質過多にならないためには、一度に大量のスイーツを摂取することに注意し、ナッツなど糖質をエネルギーに変化するビタミンB1を多く含む食材を同時に摂取するとよいのです。

糖質過多で低血糖になる仕組みとは

甘くて糖質が大量に入っているスイーツを一度にたくさん食べると、急に血糖値が上がるのでインスリンが過度に分泌されて低血糖になります。そして血液中の糖が足りなくなり、もっと甘いものを欲しくなってしまうのです。一方で、甘いものは少しだけでバナナやナッツと一緒に食べるとインスリンが適度に分泌され、脳が糖を適切に吸収し元気になります。

甘いものが食べたくなったら、ビタミンB1を摂取して糖質を脂肪にしないことが大事です。糖質を燃焼してエネルギーに変換することで疲労感やダルさを避けることができるので、ナッツなどを同時に食べるようにするのがオススメです。

「食材と栄養素の話」はこんな方にオススメ!

・どの食材が一番栄養があるのか
・食習慣を見直したい
・どのように栄養素を摂れば吸収率が高いのか
・食品表示の読み方を知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『食材と栄養素の話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『食材と栄養素の話』監/牧野 直子

【書誌情報】
『食材と栄養素の話』
牧野直子 監修

栄養をムダなく摂れる最強の調理法から冷凍保存法まで!食材と栄養素の知識がこれ一冊ですべてわかる!コロナ禍でカラダと健康について、改めて注目が集まっています。食事によってカラダの中から健康になることで免疫力を高め、病気に打ち勝つカラダになるために、まずは栄養素の知識が大切になります。本書では、毎日の食事に必要な“食材と栄養”の知識について、図解、写真で管理栄養士がわかりやすく解説します。糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素の話はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維の働きまで、意外と知らない役立つ知識が満載です。「免疫力を高める栄養素」「食材の“栄養が消える”残念な調理法」「栄養が失われない最強の冷凍保存法」などなど食材と栄養にまつわる情報を幅広く掲載。少し栄養の知識があるだけで毎日の食事が栄養価満点になり、自分や家族の健康状態も劇的に変わります!いつまでも健康でいたい人にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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