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日本人は全世代で食物繊維が足りない!食生活の欧米化が原因とされているのはなぜか【食材と栄養素の話】

Text:牧野直子

食物繊維は日本食の中にたくさん含まれている

戦後の欧米化の影響で脂質と糖質を摂取する量が増え、野菜や海藻を食べる機会が減っていることは、由々しき事態です。食物繊維は血糖値の急上昇をセーブして高血圧を予防し、排便を円滑にする大切な栄養素です。積極的に摂取する習慣をつけなければいけません。

食物繊維には大きく分けて、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があり、それぞれに違った特徴があるのです。水溶性食物繊維は、腸内で便を柔らかくしたり、高血圧を予防、血糖値の上昇を抑制する効果があります。主に野菜や果物に含まれるペクチンや、海藻や納豆に含まれるアレルギン酸が水溶性食物繊維です。

もう一つの不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らみながら腸を移動し、有害物質を吸収して排出します。食後の血糖値の上昇をセーブする効果があり、主にキノコや大豆、シリアルなどに含まれるセルロースやリグニンなどが不溶性食物繊維といいます。

食生活の欧米化で食物繊維を十分に摂れていない!オススメ食材とは

日本人は全世代で食物繊維が不足しがちです。成人が食物繊維を本来摂取すべき1日の量は約20gですが、ここ数年で摂取量が大幅に減りつつあります。戦前は野菜や海藻をたくさん食べて健康的だったのに対し、戦後、食の欧米化が進み不健康な状態を生み出したことが原因ではないかといわれています。

ひじきやキクラゲ、あずき、こんにゃくなど食物繊維含有量が高いオススメの食材もあります。これらの食材は、普段の食事で積極的に摂ることがオススメです。

「食材と栄養素の話」はこんな方にオススメ!

・どの食材が一番栄養があるのか
・食習慣を見直したい
・どのように栄養素を摂れば吸収率が高いのか
・食品表示の読み方を知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『食材と栄養素の話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『食材と栄養素の話』監/牧野 直子

【書誌情報】
『食材と栄養素の話』
牧野直子 監修

栄養をムダなく摂れる最強の調理法から冷凍保存法まで!食材と栄養素の知識がこれ一冊ですべてわかる!コロナ禍でカラダと健康について、改めて注目が集まっています。食事によってカラダの中から健康になることで免疫力を高め、病気に打ち勝つカラダになるために、まずは栄養素の知識が大切になります。本書では、毎日の食事に必要な“食材と栄養”の知識について、図解、写真で管理栄養士がわかりやすく解説します。糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素の話はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維の働きまで、意外と知らない役立つ知識が満載です。「免疫力を高める栄養素」「食材の“栄養が消える”残念な調理法」「栄養が失われない最強の冷凍保存法」などなど食材と栄養にまつわる情報を幅広く掲載。少し栄養の知識があるだけで毎日の食事が栄養価満点になり、自分や家族の健康状態も劇的に変わります!いつまでも健康でいたい人にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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