水分が血流や代謝を促進してくれる
肥満対策も様々ですが、「水をたくさん飲む」ことでもやせられるのはご存知でしょうか。私たちが生命を維持するためには、多くの水分が必要です。例えば、たんぱく質や糖質が消化・分解されて体内にとり込まれたり、排出されたりする代謝機能も、水が媒介役となって働かなければ成り立ちません。それは塩素とナトリウムを混ぜただけでは食塩が生成されないのと同じで、そこに水分の存在が不可欠なのです。
厚生労働省によると、成人男性の水分排泄量は1日約2・5L。これをもとにすれば、1日3Lの水分を摂取するのが理想的といえます。食事や体内での合成で約1・3Lの水分がとれるため、残り1・7Lを飲み水で補給すれば血液はサラサラになり、血流もよくなります。さらに、血液自体の量も増えることで、脂肪が流れ出しやすくなり、代謝も向上します。
なお、「食事量を減らす」ときに起きやすいのが、便の量が少なくなる、便秘になる、といった便通の悪化です。対処法としても水分補給はとても大切。
十分な水分摂取が排便を促し、腸内環境を整えることに繋がるからです。減食の期間中は特に水を多めに飲むようにしましょう。元々、内臓脂肪型肥満の人は代謝がうまくできていない可能性があるため、日頃からこまめな水分摂取を心がけたいものです。
胃を小さくする期間は1日3Lを目標に水を飲もう
胃を元の大きさに戻す減食の期間は、1日3Lを目安に水分摂取を。悪化しがちな腸の調子を整えることに加え、血流や代謝の促進効果も。
水を飲むだけで脂肪が燃える!
水を飲むと血液量が増えてドロドロ状態がサラサラになる。サラサラになった血液が全身を巡り血流がよくなる。行き場のなかった脂肪が血液中に流れ代謝されやすくなる!
尿の色が薄くなったらOK!
水分の摂取量が多いと、体内の水分量調節で多くの水が排出されるため、普段よりも尿の色が薄まります。水分が多めにとれているか、尿の色も目安になります。
出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆
「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2023.10.11