皮下脂肪がつまめれば期待大!
よく患者さんから、「やせ始めのサインのようなものはありますか?」と聞かれます。自分が行っている肥満への対策が効果を発揮しているのか、具体的に知りたいのでしょう。
体重の減少は指標として最もポピュラーですが、たとえ体重が変わらなくても、体は徐々に変わり始めていることが多いもの。それを知る方法のひとつが「お腹まわりがやわらかくなってきているかどうか」です。かたくてつまみにくかった腹部の脂肪が、簡単につまめるようになったら、やせ始めのサインというわけです。
内臓脂肪が多いタイプの肥満でも、お腹の表面には皮下脂肪がついています。脂肪は血液やリンパの流れが滞りがちで、水分や老廃物がたまってかたくなった状態がほとんどです。しかし、食事の改善や運動で肥満対策がうまくいけば、次第に体液の循環も改善されるため、余計な水分や老廃物が排出されて脂肪がやわらかくなります。
お腹まわりの皮下脂肪が柔軟になれば、脂肪が代謝され、やせ体質になり始めている証拠。やがて内臓脂肪にも変化があらわれるはずです。このほかにも、手首や足首がすっきりする、便通がよくなる、肌がきれいになる、といった変化もやせ始めのシグナルといえます。自分なりのチェックポイントを決めて、定期的に確認してみるのもいいでしょう。
お腹がつまめるようになったら順調な証拠!
皮下脂肪にたまった水分や老廃物でかたくなったお腹が、楽につまめるやわらかさになれば内臓脂肪が落ち始めている兆候といえるでしょう。
水分や老廃物でパンパン!
皮下脂肪がついていると、体液の循環が悪く、たまった水や老廃物でお腹がパンパンにかたくなっています。
食べる量を減らすと、水分や老廃物が排出され、お腹がやわらかい状態に!
血液やリンパの流れがよくなって老廃物や水分を排出。 皮下脂肪がやわらかくなり、お腹がつまめるように。
出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆
「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2023.10.13