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アマチュアの多くが間違えるクラブの右旋回とは!?【三觜喜一の最強インパクトを作るうねりスイング】

Text:三觜喜一

自分で右ハンドルを作りに行く

トップ選手の切り返し動作はすべて共通である

まずはバックスイング中はずっと手が先行する形のまま上がり、ダウンスイングに入ってくるときに、はじめてクラブが旋回してくることを確認しましょう。ここを勘違いすると、いきなり右ハンドルを入れてしまうのです。

私の動画を見て練習しているアマチュアの人で最も多いのは、クラブが倒れるイメージを強く持っているあまり、いきなり倒れたポジションにクラブを持っていくことで、できている気持ちになっているパターンです。

自分のスイング動画を見ると、当然元のように外から振っているのでなぜだろう? っていう人が割と多いですね。そういう人をレッスンするときは、「もっとトップに上がるギリギリまで、ずっと左にハンドルを切り続けてください」と言うのですが、本人はやっているつもりなので、自分がまさかいきなりレイドオフ(クラブヘッドが背中の後ろに上がるトップ)方向に、クラブを動かしていることに全く気付きません。

トップでレイドオフに見えている選手は、ダウンスイングに入っているポジションが、たまたま画面上に見えているだけであり、バックスイングをしているときに、クラブをそこに持っていっているわけではないのです。

いきなりクラブをめくって倒しているのではなく、左ハンドルから右ハンドルへ移行する動作が早い段階で起きているだけで、トップ選手が行っている動作は同じです。

ジョン・デーリーのように、振りかぶったままずっとバックスイングをして、最後にようやくクラブが倒れる選手もいれば、セルヒオ・ガルシアのように早い段階で右旋回する人もいます。要はクラブを倒す位置が違うだけで、やっている運動は全部同じなのです。

出典:『最強インパクトを作る うねりスイング(世界基準のゴルフを身に付ける!)』著/三觜喜一

【書誌情報】
『最強インパクトを作る うねりスイング(世界基準のゴルフを身に付ける!)』
著者:三觜喜一

「ゴルフスイングの習得には、スイング中の4つの連続動作を行うことが重要」という、著者のスイング理論を数多くのカラー写真を交えてわかりやすく紹介。写真の他に、QRコードで連続動作がよくわかる動画が見られる! また、「うねりドリル」「かご練」など、スイング作りに不可欠な著者独自の練習ドリルも収録。ベストセラーとなった著者の前著『ゴルフは直線運動で上手くなる! 』を補完する、スイングメソッドを完全解説し、B5判という大きな紙面、300ページ近い本書は、ゴルフ初心者から経験者のスイングの見直しに必ず役立つ一冊だ。

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