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慢性腎臓病にならない最強予防法とは?慢性腎臓病の最大の原因はメタボだった!?【図解 腎臓の話】

Text:上月正博

メタボを避けるのがいちばん重要

慢性腎臓病は現在では不治の病ではないものの、一度悪くなった腎臓はもとに戻らない以上、かからないに越したことはありません。そもそもなぜ慢性腎臓病になってしまうのか。いちばん多い原因はメタボ(メタボリック症候群)です。

高血糖で糖尿病性腎症になりやすくなりますし、高血圧は腎硬化症を招きます。脂質異常症も動脈硬化を起こして腎機能の低下につながります。また、プリン体をたくさん摂るなどして高尿酸血症になれば、痛風腎を引き起こします。メタボは慢性腎臓病の温床ともいえる危険な状態なのです。

つまり、メタボを避けることが慢性腎臓病を予防するためのいちばんのポイントといえます。メタボは心筋梗塞や脳卒中のリスクを大幅に高めますし、慢性腎臓病の予防のためだけでなく、普段から気をつけておきたいものです。メタボにならないようにするには、さんざん耳にしていることと思いますが、食生活に気をつけ、適度な運動をすることです。

ただ、慢性腎臓病はメタボ以外でも多発性嚢胞腎やアルポート症候群など遺伝的な病気で起きることがありますし、原因不明の急性腎障害から罹患することもあります。そのため、定期的に健康診断を受け、尿検査や血液検査で腎臓の異常をいち早く発見することも大事です。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』著/上月正博

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』
著:上月 正博

血液をろ過する、尿をつくる、水分や塩分、ミネラル量などを一定に保つなど、数々の重要な役割のある臓器『腎臓』。普段はあまり意識することはないものの、人間の体の中で非常に大きな役割を果たしています。しかし、加齢をはじめ、生活習慣病などで悪くしてしまうと、人工透析が必要になってしまうなど、健康寿命に直結する臓器でもあります。本書ではそんな腎臓を長く健康に保つために、腎臓の名医による、腎機能を正常に保ち、いつまでも健康でいられるコツを紹介します。『そもそも腎臓の役割って?』という基本的な知識はもちろん、1300万人以上いるといわれる『慢性腎臓病(CKD)』の話、さらに自分や家族に使える『腎機能を高める食事法』、『透析中もできる『腎リハ』』などをイラスト、図解でわかりやすく解説します。人生100年時代を長く健康に生き抜くために誰でも参考になる一冊です。

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