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部位と調理法をひと工夫すればお肉も普通に食べてOK!肉の部位で脂質量は大きく違う【図解 腎臓の話】

Text:上月正博

お肉はどう食べるかが大事!

世代を問わず肉料理が大好きな日本人。鶏の唐揚げやハンバーグ、豚の生姜焼きなどは誰に聞いても好きなおかずの上位にランクインするほどの鉄板メニューです。栄養面でも三大栄養素のひとつ、たんぱく質を摂るうえで欠かすことのできない肉類ですが、食べる部位や食べ方を注意しないとコレステロール過多の状態となり、健康を害してしまうことも。

蓄積したコレステロールが体中の血管を傷め、腎機能の低下を招くこともあるのです。下の表は、スーパーマーケットなどでよく見かける肉類100グラムあたりの栄養成分を一覧にまとめたものです。注目すべきは「脂質」の項目。たとえば同じ豚肉でもバラ肉とロース肉では脂質量が2倍近く違うことがわかります。鶏ササミに至っては鶏もも肉のわずか18分の1。

健康を損なうことはなく、お肉を食べ続けられると考えれば、この差は決して無視できないでしょう。お肉は食べ方を工夫することも大切。事前に脂身や皮の部分をカットすれば、調理中に出る余分な脂を減らすことができます。

また、茹でる、蒸す、網焼きなどの調理法なら、調理中に肉に含まれる油を落とすことも可能です。揚げ物をするなら少量の油で揚げ焼きに、炒め物も油の量を減らすことを心がけましょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』著/上月正博

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』
著:上月 正博

血液をろ過する、尿をつくる、水分や塩分、ミネラル量などを一定に保つなど、数々の重要な役割のある臓器『腎臓』。普段はあまり意識することはないものの、人間の体の中で非常に大きな役割を果たしています。しかし、加齢をはじめ、生活習慣病などで悪くしてしまうと、人工透析が必要になってしまうなど、健康寿命に直結する臓器でもあります。本書ではそんな腎臓を長く健康に保つために、腎臓の名医による、腎機能を正常に保ち、いつまでも健康でいられるコツを紹介します。『そもそも腎臓の役割って?』という基本的な知識はもちろん、1300万人以上いるといわれる『慢性腎臓病(CKD)』の話、さらに自分や家族に使える『腎機能を高める食事法』、『透析中もできる『腎リハ』』などをイラスト、図解でわかりやすく解説します。人生100年時代を長く健康に生き抜くために誰でも参考になる一冊です。

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