沖縄県が伊勢丹新宿店にて「ISETAN OKINAWA EDIT」を開催。次世代×新解釈のものづくりをテーマに、沖縄からインディーズな作り手たちが集まります。

工芸やファッションを中心に伊勢丹ならではの視点で編集した、新しい沖縄のクリエイションをご紹介。 ■2025年7月23日(水)~7月29日(火) ■伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5 特有の文化や伝統を継承しながら進化する沖縄のものづくり。 沖縄で生まれ育った作り手、県外から移住してきた作り手、次世代を担う双方が刺激しあい、沖縄を新しい解釈で捉えたものづくりが始まっています。 そんな彼らの個の力を集結し、伊勢丹ならではの視点で編集した、沖縄の工芸・ファッションをご紹介します。 会期中の7月26日(土)は、伊勢丹新宿店が立地する新宿通りを中心に新宿駅東口 / 西口一帯で「第22回新宿エイサーまつり(主催:新宿エイサーまつり大会委員会)」も開催予定です。 沖縄の魅力あふれるこの機会に、是非お立ち寄りください。 展開ブランド、作家紹介(合計10) ■LEQUIO(レキオ) <LEQUIO> 代表の嘉数 義成氏が中心となり、染色に使用される植物「琉球藍」を自ら育てながら、沖縄発のリゾートウェアを展開している<LEQUIO>。ブランド名は大航海時代に琉球の事を渡来人がLEQUIO (レキオ) と呼んでいたことに由来しています。 今回の出店では、南国で生まれた心地の良いウェアを中心に、彩り豊かなリネンシリーズと琉球藍で一点一点染めた作品が揃います。 『その昔、琉球は小さな島国でありながらも、荒波を渡り他の国との交流を持ち、色々な国の文化の影響を受け独自の文化を築き伝えてました。LEQUIOでは先人の技術や思想への敬意を表し「世代を越え受け継がれるモノ作り」をコンセプトに、異国の地と貿易をして栄えた先人達と同じように文化、技術、美意識を今の時代のやり方で伝えています。生活の中に溶け込む物、自由で美しく世代が変わっても伝えていける物を生み出す事を目指しています。(LEQUIO)』 ■本田星陶所 本田 伸明(ホンダセイトウショ ホンダ ノブアキ) <本田星陶所 本田 伸明> 大阪生まれ奈良育ちの陶芸家、本田 伸明氏。18歳で沖縄に移住し沖縄県芸術大学にて陶芸を学ぶ。現在は那覇市壺屋に自ら構えるアトリエ<本田星陶所>にて作陶活動をしている。 今回の出店では、深い色合いと凛とした潔い佇まいが魅力的な代表作「ブルーシルエット」シリーズを中心に、従来の「やちむん」の概念を覆すオリジナリティー溢れる作品たちが集合します。 『工芸に於ける「用の美」を意識しながらも、美としての用を成すものづくりを目指しています。 作品の佇まいに宿る、土と作り手の物語を感じて頂ければ幸いです。(本田 伸明)』 ■西石垣 友里子(ニシイシガキ ユリコ) <西石垣 友里子> 沖縄県石垣島生まれ、現在は沖縄本島を拠点に活動する木工作家<西石垣 友里子>。 生まれ育った沖縄の木にこだわりながら、木本来が持つ生命力をそのままに、手にした素材と対話しながら形をつくる。一刀一刀の痕跡が残る形状、テクスチャーは、木そのものが導く形でもあり、作り手と素材が対話した痕跡でもあります。 今回の出店ではフラワーベースを中心に、沖縄の木と日々対話する中から生まれた個性あふれる作品を展開します。 『伸びる素材や多彩で華やかな色のある工芸に憧れた時期もありました。ですが、台風で倒れたり様々な事情で私の手元にたどり着いた樹は虫に喰われていたり割れていたり反れていたり。厳しい環境下で育ち、尽きた樹の表情はとても豊かでそして二度と同じ木目や形に出会えないものばかりでした。不自由だとばかり思っていた素材は、実は限りなく自由度の高い素材でした。(西石垣 友里子)』 ■戸村 勇気(トムラ ユウキ) <戸村 勇気> 「tomboy ceramix works」名義でも活動している陶芸家<戸村 勇気>。 幼い頃より親しんだマンガ、アニメなどのポップカルチャーや、恐竜や廃墟、鉱物、天体など、儚さやノスタルジーを感じる様々なものからインスパイアを受けた作品は、どれも作家独自のキャラクターが溢れたもの。 今回の出店では「美少女陶芸」シリーズを中心に、伝統工芸に新しい解釈を融合させたユニークな作品が揃います。 『「未来の考古学者が悩むような作品」をテーマに活動しています。2010年から制作を続けている「美少女陶芸」シリーズは、伝統的な陶芸の技法とマンガ表現やポップカルチャーをミックスした、自身を代表する作品群となっています。また「tomboy ceramix works」として、恐竜や昆虫をモチーフにしたクラフトワークも展開しています。それぞれ手に取って、新しいやちむんの世界を楽しんで頂けたら幸いです。(戸村 勇気)』 ■Kot'oli(コトリ) <Kot'oli> 島の宝物「アダン葉帽子」の伝統を現代に。 沖縄本島の北西約9kmにある離島「伊江島」にある工房<Kot'oli>は、一度途絶えかけた琉球式アダン葉帽子の素晴らしい技法を継承し、守り繋ぐために活動しています。 今回は編み手それぞれの個性が光る帽子たちを携えて出店します。 『およそ120年前に沖縄経済の一翼を担っていたアダン葉帽子産業は、時代の変化に伴い途絶えてしまいました。しかし「琉球式」と呼ばれる沖縄生まれの独特な手法は、その後も伊江島のおばぁたち(ボーシクマー)の手で細々と編み続けられており、島のボーシクマーから手ほどきを受けた糸数弓子氏(宜野湾市)の手によって見事に現代に蘇りました。<Kot‘oli>とその仲間たちは、師である糸数氏からバトンを受け、一度途絶えかけた「琉球式」アダン葉帽子の製法、また沖縄の気候風土にフィットしたアダン葉帽子そのものの素晴らしさを「沖縄(伊江島)の宝物」として県内外に伝える活動を行っています。(Kot'oli)』 ■KIZUKI OKINAWA(キズキ オキナワ) <KIZUKI OKINAWA> 沖縄県産木を使った筆記具ブランド<KIZUKI OKINAWA>。木目や色を活かした美しさ、あたたかみある手触り、手になじむ形、使い込むことで心を豊かにしてくれるペンを作っています。 今回の出店でも、一つひとつ同じものが無い個性豊かなペンが並びます。 『琉球松・フクギ・ガジュマル・イジュ・沖縄ウラジロガシなど、沖縄県の自然豊かな環境で育った木々を使用し、一つひとつペンを手作りしています。同じ種類の木でも、木目が異なるので出来上がるのは世界で一つの模様。木のぬくもりを感じながら文字を書く。そんな「丁寧な暮らし」の一部になれたら幸いです。(KIZUKI OKINAWA)』 ■nakamurakenoshigoto(ナカムラケノシゴト) <nakamurakenoshigoto> 2018年沖縄に移住、中村 桜士氏、ナカムラサトミ氏の両名が南城市に構えるアトリエ<nakamurakenoshigoto>では、陶器を中心に木工や革製品など様々なプロダクトを生み出しています。 今回の出店では、数ある作品の中でも人気の陶像「おじさんコレクション」を展開。 「おじさんたち」が物語を紡ぎながら、皆様をお迎えいたします。 『心地のいい暮らしとはなにか?日々問いながらものづくりをしています。(中村 桜士/ナカムラサトミ)』 ■上江洲 安龍(ウエズ アンリュウ) <上江洲 安龍> 沖縄県立芸術大学を修了後、作家として琉球漆芸を学びながら制作活動をしている<上江洲 安龍>。 漆、螺鈿など沖縄に伝わる伝統の技術をベースに、若手作家ならではのフレッシュな感性が加えられた作品は、現代の暮らしにもマッチしたモダンさを兼ね備えています。 今回の出店では、力量を感じさせるアーカイブ作品(非売品)の展示と合わせ、堆錦や沈金によるアートパネル、螺鈿の箱もの、日常使いできるアクセサリーなどの販売を行います。 ※一部、会期終了後のお渡し、受注生産となる商品がございます。 『琉球漆芸の伝統技法を取り入れながら新しい形を探し、日常で使うことや飾ることを意識して制作に取り組んでいます。首里城の復興にも携わっており、沖縄から新しい琉球漆芸を発信していけるような作家活動を目指し、制作を行っています。(上江洲 安龍)』 ■桑江 良寿(クワエ ヨシヒサ) <桑江 良寿> 沖縄県沖縄市生まれ。県内の大学、工房で陶芸を学び、現在は沖縄で出土する原料「クチャ」の特性を活かした「植木鉢」づくりを探求している<桑江 良寿>。 独自の造形の裏に隠された機能性や素材への拘り。珍奇植物など南国の力強い植物にも負けない、個性豊かな植木鉢を展開します。 (作家の在店予定はございません) 『沖縄本島の中部から南部で多く出土する「クチャ」。沖縄の伝統的な建築である「赤瓦」の主原料でもあり、またその粒子の細かさを活かして、近年は美容品の原料にも使われています。その「クチャ」に沖縄各所の特徴的な土を作家独自の配合でブレンドし誕生した植木鉢です。まるで鉄器のような力強い商品を是非、手に取って感じて頂けたら幸いです。(桑江 良寿)』 ■琉球ガラス工房 glass32 <琉球ガラス工房 glass32> 沖縄県工芸士(伝統工芸士)に認定されている具志堅 充氏が、2014年に沖縄県名護市に設立した<琉球ガラス工房 glass32>。 琉球ガラスの原点である、廃ガラスを再生し原料に利用。やんばるガラス街道の入口で、命を吹き込まれ、新しく生まれ変わった器たちが並びます。 (作家の在店予定はございません) 『glass32を支えてくれている2人の職人と共に、11年目を迎えました。もっともっと良いモノづくりができるには?とガラスに向き合う日々が続いています。趣味はサーフィン。2度と同じ波には出会えない、ガラスもそう。だからやめられない。(具志堅 充)』 ■実施概要 ISETAN OKINAWA EDIT 「沖縄インディーズ -次世代×新解釈のものづくり-」 2025年7月23日(水)~7月29日(火) 伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5 主催:沖縄県 ※本フェアーは、沖縄県が行う「令和7年度稼ぐ県産品支援事業」の一環として実施されます。 【ビジュアル】知花幸修(紅型研究所 染千花) 紅型を主軸にストリートカルチャーPOPアート、サブカルチャーの要素を取り入れた作品を制作する染色家。現代の多様な文化×古典紅型で新たな価値の創出を目指している。 【プロデュース】加藤圭介(株式会社bluespot) 【事務局】株式会社リウボウ商事/株式会社bluespot ※写真は各作家の作品イメージです。販売商品とは異なる場合がございます。 ※商品は数に限りがございます。(一部お取り寄せ可能な商品もございます) ※「新宿エイサーまつり」のパフォーマンス会場・タイムテーブルなどは、新宿エイサーまつりHP 公式サイトをご確認ください。

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