日本を代表する建築家が広島に集結!「ひろしま国際建築祭」で地元企業とコラボした「移動型キオスク」が登場

今年10月に開催される『ひろしま国際建築祭2025』にて、日本の建築界を牽引する2名の建築家、堀部安嗣氏中山英之氏が設計する**「移動型キオスク(小さな建築)」**が新たに発表されました。

このプロジェクトは、建築祭の「思想の入り口」として、来場者と建築、地域、自然をつなぐ役割を担います。

1. 神勝寺に登場する堀部安嗣氏の「つぼや」

堀部安嗣「つぼや」 イメージ画像

堀部氏は、日本の伝統的な手刻み大工技術を用いた木造建築「つぼや」を、福山市の神勝寺 禅と庭のミュージアムにある枯山水庭園「無明の庭」に設置します。

このキオスクは、普段は立ち入ることができない庭の中に期間限定で登場。神勝寺本堂から「一幅の画」のように見えるだけでなく、内部に入ることで、日本の伝統的な建築技術や、一坪という空間の可能性を体験できます。

このプロジェクトは、ウッドワンの協力のもと実現しました。

2. 尾道に登場する中山英之氏の「風景が通り抜けるキオスク」

中山英之 「風景が通り抜けるキオスク」 イメージ画像

中山氏は、透明な膜材で覆われた2つの小さな建築「風景が通り抜けるキオスク」を、尾道のONOMICHI U2に隣接するウォーターフロントに設置します。

このキオスクは、蓋を開けると屋根になり、子ども向けのワークショップなども開催できるクリエイティブな空間です。瀬戸内の風景が透けて見えるデザインは、新しい感性を育む場となるでしょう。

このプロジェクトは、スポーツ用品メーカーのモルテンの協力で実現しました。

この「移動型キオスク」プロジェクトは、今後も建築祭の開催ごとに新たな建築家と企業が協力してキオスクを増やしていく予定です。2031年には、これまでのキオスクを集めた「キオスクマルシェ」の開催も検討されており、今後の展開にも期待が高まります。

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