魂が宿る仏像300体が一堂に!運慶・快慶の流れをくむ大佛師・松本明慶工房の彫刻展が大丸福岡天神店で開催!

大丸福岡天神店にて、運慶・快慶の流れをくむ大佛師・松本明慶先生と一門が造り上げた精緻を極めた仏像約300余体を一堂に集めた**「大佛師 松本明慶工房仏像彫刻展」**が開催されます!
人々の光明となるべく制作に打ち込む松本明慶先生と、2024年に大本山増上寺の徳川家康公像を制作するなど活躍目覚ましい松本明観先生ら一門による、魂宿る作品を間近で拝観できる貴重な機会です。
開催概要

| 項目 | 詳細 |
| 会期 | 2025年11月18日(火)~24日(月・祝) |
| 会場 | 大丸福岡天神店 本館8階 催場 |
| 営業時間 | 午前10時~午後6時(最終日は午後5時閉場) |
| 入場 | 入場無料、展示即売 |
| 来場予定 | 大佛師 松本明観先生(※都合により変更となる場合あり) |
展観作品の魅力
本展では、財宝・福徳開運の神様とされる「大黒天(ねずみ付)」や、師匠の教えを具現化した「鬼(魂)」、生まれ年の守り本尊を収めた「香合仏 普賢菩薩」など、様々なテーマの仏像が展示されます。
- 大黒天(ねずみ付): 楠材を使用。財宝、福徳開運の神様として信仰される。
- 鬼(魂): 桜材を使用。「鬼が云うと書いて魂」。「真実の自己を照らし出す鏡」の教えを体現。
- 香合仏 普賢菩薩: 白檀、截金(きりかね)を使用。個人の「守り本尊様」として継承されるもの。
- 聖観音菩薩、不動明王、阿弥陀如来など、精緻を極めた御仏のお姿。
展観作品一例

▲大黒天(ねずみ付)
(楠、3寸2分、総高22.0cm)
大黒天は、大自在天の化身ともいわれ、大国主命と神仏習合したものである。
一度仏となったが、人々に福徳を授けるために再びこの世界に現れたと言う。
大地を掌握する神様(農業)でもある。財宝、福徳開運の神様として信仰されている。
ねずみは大黒様の生まれ変わりを意味し、働き者をさす(大黒天のお使い)。
宗派はありません。

▲鬼(魂)
(桜、座2寸5分、総高23.0cm)
「鬼」を磨いて「魂」となす師匠野崎宗慶老師の口伝の中に「人の心の中には仏と鬼が住む」という教えがあります。
「鬼」ひと文字では悪いイメージですが、魔除けとして鬼瓦を置いたり、「仕事の鬼」「勉強の鬼」というような、ひとつのことに一生懸命魂を傾ける人の例えにも使われます。
「鬼」が「云う」と書いて「魂」。魂とは人の心に住んでいるもので、真実の自己を照らし出す、鏡のようなものでもあります。
「鬼」と向き合うことで、自分の心の奥底が見えてくるものです。

▲香合仏 普賢菩薩
(白檀、截金、直径6.0m)
元はお香を入れる器で、その内側にみほとけが刻み込まれたもの。
生まれ年の干支にちなんだ守護神や信仰する仏様などがあしらわれています。
「常に傍らに置いておく」、あるいは「肌身離さず持ち歩く」など個人の「守り本尊様」や「念持佛」として、親から子から孫へ、大切な人に継承していくものとされています。

▲聖観音菩薩
(白檀、截金、6寸、総高41.0cm)

▲不動明王
(沈香、プラチナ截金、2寸5分、総高13.0cm)

▲阿弥陀如来(西本願寺)
(白檀、截金、検定、5寸、総高33.0cm)
松本明慶先生・明観先生の功績

松本明慶先生は17歳から佛師を志し、63年にわたり制作。フランス国立ギメ美術館の仏像修復や、世界最大級の木造仏の完成など、数々の偉業を成し遂げています。
松本明観先生も2023年に『情熱大陸』に出演するなど活躍し、親子三代で「大佛師」の号を拝命するなど、日本の仏像彫刻界を牽引する存在です。
この機会に、仏師一門の情熱と魂が宿る、時を超えて輝き続ける仏像をぜひご体感ください。
