ステップ1Ⓝ 赤ちゃんが目覚めた時間を記録します【90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!】

ステップ1Ⓝ 赤ちゃんが目覚めた時間を記録します

おやすみレッスンのポイント

  • 赤ちゃんが目覚める気配を感じたら時計をチェックして、起きた時間をメモします
  • 自然に目覚めるまでぐっすり眠らせてあげることが大切です
  • 決まった時間に無理に起こさないようにしましょう

NAPSメソッドの最初のステップ1(Note「メモする」)は、赤ちゃんが起きた時間を書きとめることです。

赤ちゃんが目覚める気配を感じたら、すぐに時計を見て時間をチェックしましょう。そして、時間を記録します。むずかしいことは一切ありません。これまでよりも時計をよく見て記録するだけです。

気をつけてほしいのは、赤ちゃんを決まった時間に起こすわけではないということ。赤ちゃんが自然に目覚めるまで寝かせてあげましょう。

赤ちゃんを決まった時間に起こすと、昼も夜もよく眠るようになり、大人も予定どおりの生活ができるようになるといったアドバイスを受けたことがあるかもしれません。

昼も夜も予測どおりにものごとが運べば大人にとってはありがたいことですが、赤ちゃんにとっては逆効果です。NAPSメソッドでは昼寝の時間が長すぎる、朝寝坊しすぎるからといって眠っている赤ちゃんを起こすことはしません。

昼寝の途中で起こしたら、結果的に赤ちゃんの睡眠時間は短くなります。夜ぐっすり眠っているように見えても、十分に眠れているわけではないのです。夜の睡眠が浅いと、昼間もよく眠ってくれなくなると考えましょう。

このステップでは、赤ちゃんが自然に起きるまで眠らせてあげることが大事です。

赤ちゃんをぐっすり眠らせてあげることは、起きているあいだに脳にたまったエネルギーやストレスを放出するのにも役立ちます。また、目覚めたときに心地よさを感じるため、赤ちゃんは、脳の整理がおわるまで寝ているほうがよいと無意識のうちに学ぶことができます。

ひんぱんに昼寝の途中で起こされたら、脳はこうしたことを学ぶ機会をえられず、その結果、睡眠時間が短くなってしまいます。
おまけに、脳が90分周期の睡眠を記憶できなくなり、昼寝の時間だけでなく、夜の睡眠時間も短くなってしまうでしょう。

余談ですが、幼児についても同じことがいえます。小中高生や大人も、目覚ましをつかわず、自然のリズムで起きられたら最高ですよね。赤ちゃんだって、変わらないのです。

また、睡眠は呼吸と似ています。昼間にたくさん呼吸したからといって、夜に呼吸をしないわけにはいきません。睡眠にも同じことがいえるのです。

しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんを学校に迎えにいったり、お医者さんにかかったり、日々の生活のなかで、どうしても昼寝の途中で赤ちゃんを起こさなければならないこともあるでしょう。こうした場合はしかたがありません。大人だって体はひとつしかありませんから、気にしないでください。

ただ、おじいちゃんと遊ばせたいからとか、赤ちゃんが目覚めるまで待てないからという理由で赤ちゃんを起こさないようにしましょう。

赤ちゃんがしっかり休めば、赤ちゃんも大人も一緒の時間をもっと楽しむことができるので、赤ちゃんのペースにあわせて、自然に起きるまで待ってあげましょう。

【出典】『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子

【書誌情報】
『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』
著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子

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赤ちゃんは寝るだけ、大人は赤ちゃんの睡眠を記録するだけ。ヒトの自然な体内リズムを生かしたメソッドで安心です。
はじめてから一週間で85%以上もの人たちが効果を実感したそう。

脳神経学者であり睡眠のエキスパートであるドクターが理論通りにいかない我が子の夜泣きに悩んで研究してきた脳の仕組みから編み出したNAPSメソッド。
大人や赤ちゃんの性別、性格に関係なく取り組めてパパとも分担しやすく、家族、シッターさんなど、みんなで協力できます。

メソッドを実践した赤ちゃんは情緒が安定しまわりの人に優しい子に育つそう。
認知能力がアップし、高度な抽象的思考も身につけられ集中力のある子どもになります。
さらには成長してからも睡眠障害に悩まされることがありません。

この本は、小さな子どもがいるママや共働きカップルなどあらゆる年齢、環境でがんばる「チーム女性」でつくりました。
今まさに泣きたい気持ちでこの本を読んでいるママ、これからはじまる子育てに不安と希望でいっぱいのママたちのことを全力で応援します。
誰でもできて、どんな赤ちゃんでも安心のNAPSメソッドをためしてみませんか。

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