【石川県】加賀の夏を締めくくる2つの伝統行事!火渡り神事と幻の盆踊りで特別な体験を

石川県加賀市で、夏の終わりを彩る伝統的な行事が開催されます。一つは、無病息災を願う「火渡り」で知られる大岩山明王寺の「夏の大祭」。もう一つは、約550年の歴史を持つ珍しい盆踊り「シャシャムシャ踊り」です。

大岩山明王寺「夏の大祭」

毎年多くの参拝者が訪れる「夏の大祭」では、北陸修験道白山会の山伏による、百日の修行に匹敵するとされる荒行が披露されます。

特に見どころは、健康と幸福を祈願する「火渡り修法」。山伏による「火伏せの法」の後、参拝者も安全に火渡りを体験できます。今年は例年午後から行われていた火渡り修法が午前中に変更されます。眼病平癒や厄除けのご利益でも知られており、特別な祈願の場として多くの人々に親しまれています。

  • 開催日: 2025年8月31日(日)
  • 開催時間:
    • 祈願法要 10:00~
    • 火渡り修法 11:00~
  • 場所: 大岩山 明王寺(石川県加賀市大聖寺西町6乙18)

市の無形民俗文化財「シャシャムシャ踊り」

約550年前から旧盆の時期に先祖の霊を迎えるために踊られてきた、加賀市塩屋町の伝統的な盆踊りです。元々は波音を伴奏に浜辺で踊られていましたが、現在は場所を移して保存会によって受け継がれています。

名称は「笹叢(ささむら)」がなまったものとされ、室町時代の僧・蓮如に由来する「蓮如踊り」とも呼ばれています。市の無形民俗文化財にも指定されている、歴史と文化を感じられる貴重な行事です。

  • 開催日: 2025年8月15日(金)
  • 開催時間: 19:30~20:30頃
  • 場所: 納谷水産駐車場(石川県加賀市塩屋町イ51-1)

この夏、加賀の地で歴史ある伝統行事に触れ、特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

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