光と音のない世界から生まれた、心温まる一足。盲ろうの方々が手掛けるアップサイクル草履が新登場


インクルーシブカルチャーブランド「irotoa(イロトア)」から、盲ろう(視覚と聴覚の重複障害)の方々が通う地域作業所「わくわくわーく」とのコラボレーションによる新プロダクト**『触結草履(ふれゆいぞうり)』**が、9月1日より発売されました。
手から始まる、静寂が刻む一歩
『触結草履』は、「ほどいては、編んで結ぶ。それが歩みになる。」というコンセプトのもと、一点ずつ手作業で丁寧に作られています。

〈触結草履〉- 一点物の表情。再生裂き布の編み目が歩みを支える。
光と音がない静寂の世界で、作り手は指先の感覚だけを頼りに、布に触れ、裂き、編み、結んでいきます。失敗を繰り返しながらも、その手から生み出される一足は、まさに挑戦の軌跡そのものです。

「一点物」の心地よさ
- 再生着物を使用:着物をアップサイクルして作られており、一つとして同じものがない「一点物」の美しさが魅力。
- 素足でも快適:立体的な編み込みが足裏に心地よくフィットし、使うほどに足に馴染みます。
- 室内でも安心:床を傷つけにくく、歩行音が出にくいので、屋内での使用に最適です。
- 環境にもやさしい:廃材を減らすアップサイクルは、SDGsの観点からも優れています。
作り手の想いが込められた一足
「地域作業所から、原宿へ。一足ずつ、丁寧に編んでお届けします」という、わくわくわーくの皆さんのコメントには、製品がブランド商品として世に出る喜びと、誇りが感じられます。

『触結草履』は、irotoaのコラボレーションストア原宿で販売されているほか、オンラインストアでも準備中です。
素材は再生着物(絹・綿・ポリエステル等)。寄贈着物から生まれる一足。
一点物につき配色は都度異なります。サイズ:S/M/L。
この機会に、心温まるストーリーが込められた一足を手に取ってみてはいかがでしょうか。