【奈良県】1400年ぶりに復活!飛鳥時代の「幻の仮面劇・伎楽」が明日香村に甦る!GK京都がAIと3D技術で古代芸能を再解釈!

日本最古の仮面芸能とされる、飛鳥時代に大陸から伝来し鎌倉時代に途絶えた「伎楽(ぎがく)」。その幻の芸能を現代アートとテクノロジーで甦らせる「GIGAKU」プロジェクトが、奈良県明日香村で「行道(練り歩き)」を実施しました!

株式会社GK京都は、この歴史的なプロジェクトにおいて、仮面制作を支援。舞踊家・森山開次氏のスケッチを起点に、AI技術3Dデジタル化を駆使し、古代の精神と現代の創造性が融合した新たな仮面を生み出しました。

現代テクノロジーで甦った「幻の仮面」

GK京都は、「迦楼羅」「崑崙」「治道」「獅子」の主要な仮面制作を担当。単なる復元ではなく「古代芸能の再解釈」に挑みました。

  • デザインと機能性の追求: AIによる3Dデータをベースに、GK京都が造形を精緻にブラッシュアップ。激しい動きにも耐えうる機能性と、耐候性を追求。
  • 重厚さと軽量性の両立: 3Dプリンタで出力した部品に、現代の塗料技術とデザイナーによる彩色技術を施し、歴史の重みを感じる質感と、長時間の使用に耐える軽量さを実現しました。

次世代へ文化をつなぐ「参加型仮面」も制作

また、今回のプロジェクトでは、地域文化として伎楽を蘇らせるための新しい試みも実現しました。

  • 「太子面」: 行道に参加する子どもたちが、自由に顔を描くための軽量な真空成形樹脂製の仮面を用意。次世代が文化に参加する入口となりました。
  • 「布作面」: 当時の民衆を象徴し、物語の広がりを担う新しい表現要素として布製の仮面も制作されました。

9月27日の「行道(練り歩き)」では、時空を超えた仮面が村を練り歩く光景が、訪れた人々に古代の息吹と現代の創造性の両方を感じさせました。

GK京都は、このプロジェクトを通じて、伝統と先進技術を結びつけ、文化資産を未来へ継承するデザインのあり方を提示しています。

【GIGAKUプロジェクトについて】

  • 内容: 飛鳥時代に途絶えた仮面劇「伎楽」を現代のアーティスト、デザイナー、地域住民が連携し、新しいかたちで甦らせる挑戦。
  • GIGAKUプロジェクト実行委員会WEBサイト: https://www.gigaku-asuka.jp/

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