【連合の原理】相手に安心感を与えてうれしくさせる魔法とは?【白魔法の心理学】

相手に安心感を与えてうれしくさせる魔法
幼い頃に両親にホメられた記憶を呼び起こす「頭ポンポン」
子供時代にお父さん、お母さんから頭をなでられた経験を持っている人は多いと思います。
この「頭ポンポン」「頭なでなで」は大人になっても社会生活のなかで上手に活用すれば、さりげなく相手に安心感を与えることもできます。
「相手をホメたいとき」「なぐさめたいとき」などに、異性の相手に対し、頭の上に軽く手をのせてポンポンとなでるようにしてあげるのです。落ち込んでいるときに、清潔感のある男性などにされると「思いやりの気持ちが伝わってくるから結構うれしい」と感じる女性も比較的多いようです。
頭をなでられる際、通常は「ホメられた」「励まされた」と受け取り、うれしく思うはずです。子供のときの体験から「頭をなでられる=ホメられている」と認識されるからでしょう。「頭をなでられる」という記憶と「ホメられる」という記憶が合わさって「気持ちのよい動作」という記憶が残っている状態です。心理学では、このように「動作」と「気持ち」がセットとなることを連合の原理と呼んでいます。
とはいえ、男性から女性へのボディタッチは、セクハラと見なされないよう、細心の注意が必要です。自分に好感を抱いている相手以外にはやらないほうが無難です。また、女性が男性にする際も、プライドが高い人などはイヤと感じる場合もあるので気をつけましょう。
魔法のしぐさ「頭ポンポン・頭なでなで」
子供の頃の経験=連合の原理
頭をなでられる(動作)
→ホメられている(認識)
→うれしい!(感情)
「今まで頑張ってきて本当によかった!!」
「ホメられているみたい!」
「心配事があるけど大丈夫になった気がする!」
「なんだか気持ちいい!」「ココロが軽くなった!」
→頭をなでられるとうれしい気持ちに!
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三
【書誌情報】
『白魔法の心理学』
著:渋谷 昌三
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さらに、誰かに頼られたら助けてあげたいし、その人のためになるなら自分が多少つらくてもやってあげよう、と考える人もいます。でも、お礼も言ってもらえなかったり……。
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