死んだふりは逆効果!? クマ遭遇で生き延びる正しい行動とは【眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話】

死んだふりは意味ある?クマに出会ったときの対処法

「動かない」はむしろ危険?

山や森を歩いているとき、不意に目の前にクマが現れたら多くの人がまず思いつくのが死んだふりでしょう。しかし、実はこれ、クマと出会ったすべての状況で有効なわけではないって知っていましたか?

たとえば、子グマを連れた母グマに出会ったときのように、クマが「防衛のため」にこちらを威嚇してきた場合は、向き合ったまま静かにするのが効果的といわれています。クマは「自分や子どもが守られている」と判断すれば、去っていくことがあるからです。

ここで注意すべきは、好奇心や空腹で近づいてきた場合です。このときにじっと動かないでいると、「動かない=無抵抗な獲物」と判断されてしまう可能性も。つまり、死んだふりが逆効果になることもあるのです。

では、正しい対処法はというと、まずはクマとの距離があるうちに、あわてず、静かに後ずさりして距離を取ることが基本です。背中を向けて走っては絶対にいけません。逃げようとする動きは、クマの追跡本能を刺激してしまう恐れがあります。

「クマに出会ったときは死んだふりをするといい」という言い伝えは広く知られていますが、これは必ずしも科学的に正しい対応とはいえないので注意しましょう。

クマの対処法「ダメなこと・やるべきこと」

ダメな例

クマから背を向けて走ったり、死んだふりをしてずっと動かないでいたりする。

やるべき例

クマに背を向けず静かに後ずさり、両手を上げてゆっくり距離を取る。

クマと出会わないための工夫

クマと出会わないための工夫:熊鈴/おしゃべり/手をたたく

川の近くなどでは音がかき消される可能性もあるため注意!

クマは本来、人間を避けて生活している動物。だからこそ、音を出してこちらの存在をアピールすることで、遭遇の危険を回避できます。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』監修:山﨑晃司

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』
監修:山﨑晃司


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世界中数多くの動物園で飼育され、アニメや漫画、ファンシーキャラクターのモチーフとしても起用されることの多い人気の動物「クマ」。
最近では日本全国で目撃が相次いで発生したり、温暖化の影響で冬眠をしないクマも確認されたりすることから、話題に事欠かない今大注目の動物です。

しかし、ペットとして飼うことは難しく、ときに人を襲う恐ろしい側面も持ち合わせるクマ。
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愛玩動物、猛獣、食用、ワーキングアニマルなど、さまざまな角度からクマの生態と特徴を解説し、クマの知られざる魅力に迫ります。
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