「持ち家vs賃貸」生涯の資産格差は「1億円」になる!?【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

持ち家と賃貸では生涯の資産格差が「1億円」になる
賃貸vs持ち家論争の答えは「持ち家」
2025 年の1〜3月の家賃上昇率が過去最高の10%を記録し、不動産価格も上昇を続けるなか、これまで常に議論となっていた「持ち家と賃貸、どちらが得なのか」という問題に、明確な答えが出ています。
持ち家・賃貸にはそれぞれのメリット・デメリットがあり、「どちらを選ぶべきか」という論争は常に行われてきました。賃貸の場合は月々の家賃や更新料がかかり、持ち家の場合はローンの支払いや修繕費用がかかります。双方ともにかかる総額を計算した場合、あまり差がないというのが従来の一般的な試算でした。
また、資産価値が確実に上がるといえない状況では、売却できない場合には自宅が負債化する可能性もありました。
ところが現在、不動産価格は上昇の一途を見せています。そのため、資産価値の高い物件をうまく選べば、売却した金額が購入した金額を上回るケースが非常に増えてきました。賃貸物件にずっと住み続ける場合と、うまく売却して買い替え続ける場合では、生涯の資産格差が1億円ほどになる可能性もあるのです。
賃貸の家賃上昇率も高く、そちらの負担も高くなっている昨今。「持ち家のほうが得をする」時代が、到来しているのです。
持ち家 vs 賃貸、双方メリット・デメリットがあるものの…
賃貸のメリット
⚫リフォーム代等を払う必要がない
⚫移住や引っ越しなどライフスタイルを変えやすい
⚫固定資産税などの不動産取得に関わる税金がない
賃貸のデメリット
⚫「資産」として持つことができない
⚫高齢になると賃貸契約を断られる可能性がある
持ち家のメリット
⚫資産として持つことができる
⚫住宅ローン完済後は出費を抑えられる
⚫高齢になっても住み続けられる
持ち家のデメリット
⚫固定資産税がかかる
⚫修繕やリフォーム費用がかかる
⚫災害が起きた場合には資産価値の下落が想定される
持ち家のメリットが大きいのは「値上がり益」

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人
「賃貸」vs「持ち家」論争、決着!?
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