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表情から運の強さや器の大きさを見る【改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習】

Text:黒川兼弘

表情から運の強さを見る

人生表情から運の強さを見るの90%はその人の先天的な運の強さと、よさで決まりますが、努力して人間力を磨くことで内面的な深みが後天的に身につき、顔の表情に表れます。顔の表情から運の強さを見るには、まず、顔の色艶がよく、自信にあふれて輝き、目が生き生きとして明るい人は、自分の思いどおりに人生が運んでいます。

また、福運のある福相、富相をしたよい顔があります。カーブした眉、慈愛に満ちた切れ長の優しい目、耳たぶの豊かな大きな耳、ふっくらとした頰、小鼻が張った肉付きのよい高い鼻、口角が上がり、適度な厚みのある引きまった口、豊かで引き締まったあごなど(弥 み勒ろく菩 ぼ薩さつや大仏に近い顔)。こういう顔を持った人は運が強いのですが、すべてが整った人はなかなかいません。鼻や目などいくつかが理想のイメージに近ければ運はよいと見ていいでしょう。

表情から器の大きさを見る

人間には生まれつき備わった器があります。もちろん、その器はある程度は努力で大きくすることができますが、自分の器以上のことをやるとストレスを抱え、悩んだり病気になったりします。

器の大きさは顔と関係があります。顔が大きく、骨格が太く、目、鼻、口、耳などが大24第 一章 【 誰にでもできる人相の簡単な見方 】人相の見方きい人は器も大きく、反対に顔が小さく、顔の各パーツも小さい人は気が小さく、神経質で器も小さいと考えられます。

例外もあり、顔は小さいが、目が大きく爛らん々らんと輝き、人を射るような目をした腹のすわった人物もいるので、経験を積み見定めていくことが大事です。

【出典】『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』著:黒川兼弘

【書誌情報】
『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』
著:黒川兼弘

「人を見抜く方法」は、外面に表われている印象や雰囲気、顔の造作を形作っている一つひとつのパーツ等から、判断することが基本となります。

人の顔は百人百様、千差万別ですが、よく観察し、分析、整理していくと、顔のパターンや共通点が見えてきます。その共通点と性格、考え方の関係性のデータを数千年に渡り積み上げて作られた学問が、人相学なのです。

ぜひ本を参考に、顔つきからその人の内面や性格の癖を見抜く力を養い、相手の立場を想像し、広い視点で人間関係を豊かにしていただきたいと思います。

2018年小社刊行の『基礎からわかる 人相学の完全独習』を再編集したものです。

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