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自分の隠れた一面に出会うための方法とは?「20答法」で自己分析【相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学】

Text:渋谷昌三

自分の隠れた一面に出会う

紙とペンで自分を見つめ直す

周囲の人々に対して「私のことをわかってくれない」と思う局面は、誰にもあるでしょう。自分のことを一番わかっているのは自分。それは事実かもしれませんが、人から見られる自分も自分の一部には間違いありません。そして「どのくらい自分のことをわかっているのか」というのも意外とはっきりしないものです。

敵を攻略するためには敵をよく知ることが必要。同じように、自分の人生をよりよくするためには、自分自身をよく知ることが重要です。そこから物事に対してどう対処するのか、どんな時に失敗しやすいのかなどがわかれば、日常でのリスク回避にもなります。

自分を知るシンプルな方法として、20答法をおすすめします。必要なのは紙とペンだけ。「私は〜」ではじまる文章を20個完成させるだけです。アメリカの心理学者、クーンとマックパーランドが開発したこの自己分析手法は、文章完成法の1つとして知られてています。投影法という性格テストに分類されるもので、自由に回答することで、自分自身のことを掘り下げていくものです。

自分について20個なんて簡単に書けると思うかもしれません。実際にやってみてください。もちろん最初はスラスラと書けるでしょう。けれど後半は意外と悩むはずです。どの程度スラスラ書けるかというのも、自分に対する普段からの考察の深さとして興味深いでしょう。当たり前にある自分の気持ちに対して、私たちは自分で思っているほど注意を払っていないのかもしれません。

自分を知ることでリスク回避も

このテストは、書き出した答えに関して何らかの判定を下すものではありません。書き出すことによって、自分自身にどのくらい向き合っているかということに気付くためのものです。最初のほうは当たり前の事実だけかもしれません。けれども、だんだんと自分の内面に関する記述が出てくるのではないでしょうか。「人からこう見られがちだけれど本当はこうだ」とか、「本当はこうなりたい(でもなれていない)」というようなこともあるかもしれません。書くという行為が、自分自身でも気付いていなかった、または見ないようにしていた気持ちを浮き彫りにしていったとしたら、そこには大きな気付きがあるはずです。

このテストは1回やって終わりではなく、落ち込みやストレスを感じた時や、逆に自分を元気付けたい時など、折に触れて書き出すことに意味があります。状況や気分によって、まったく違う内容になったり、その中でも揺るがないものがあったりすることに気付くかもしれません。

自分と向き合うことは最強の自分マネジメント

投影法で無意識下の欲求・感情を引き出す

あいまいなイメージに対して投影される被験者の無意識を分析するのが投影法。未完成な文章を完成させる文章完成法の他、絵の空白の吹き出しにセリフを当てるバルーンテスト、ある物を他の物や人に例えさせる比ゆ法などがある。

文章完成法

バルーンテスト

比ゆ法

【出典】『相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学』著:渋谷昌三

【書誌情報】
『相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学』
著:渋谷昌三


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