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部下を叱るときのコツは?【人を動かすリーダー力】

Text:新 将命

部下を叱るときは「ヒト」を叱らないこと

上手な叱(しか)り方とは、叱られた部下が叱られる前よりも、やる気が増す叱り方です。

叱るという行為は、相手の成長を本気で望むゆえの行動であり、リーダーには根底に「育ってほしい」という本当の愛情と情熱がなくてはなりません。

それが、成長につながる良い種が心に播(ま)かれることになります。

では、上手な叱り方のコツとは何でしょうか。それは「コト」を注意し、「ヒト」を叱らないことです。

コトを叱って、ヒトを叱らずとは、ひと言でいえば「叱る」のではなく、間違いを指摘して正すこと、すなわち「注意する」ということです。

ヒトを叱るとは、「だからおまえはダメなんだ」「ここまで能なしだと思わなかった」など、激しい人格否定の言葉をぶつけることです。

「叱る」には、原点に部下の成長を願うという愛情がなければいけないにもかかわらず、これでは「怒る」であり、その原点には感情しかありません。

怒りの感情に押し流されてしまうようでは、正しい叱り方とはほど遠いものとなってしまいます。

ヒトを叱るケースは、もうひとつあります。

「これは叱らなきゃ」と勇んで向き合うと、ついつい優越感に浸ってしまい、消沈している相手を懲らしめることに夢中になりかねません。

ですから、はじめから「ヒトを叱ろう」などとは思わないことです。

「コトを注意する」という意識で、部下の間違った行為だけを捉え、何が間違っているのか、どう修正したらよいのかを、冷静に説明することです。

【出典】『面白いほど役に立つ 図解 人を動かすリーダー力』
著者:新 将命  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
新 将命(あたらし まさみ) 株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒業。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。現在、ライザップグループ株式会社など数社のアドバイザーを務める。「伝説の外資トップ」と称され、“実論”にもとづいた独自の経営論・リーダーシップ論には定評がある。


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