アルコールは筋肉を分解するってホント?
通常の摂取量では分解されない
「アルコールは筋肉を分解する」という話は多くの人の間でうわさされていますが、アルコールは、通常飲む量であれば筋肉を分解することはありません。
もしアルコールが筋肉を分解するとすれば、食事やおつまみを一切食べずに焼酎1升を飲むなど極端なアルコールの飲み方をした場合です。こうなると体内の栄養が足りずに筋肉を分解してしまうといった可能性が考えられます。普段の生活の中で、食事をとりながら飲酒を楽しむ分には、アルコールが筋肉を分解する心配は限りなく低いといえます。
筋肉の分解は、アルコールの摂取よりもむしろ極端な糖質オフを行いながら過度な運動をするほうが可能性は高まります。糖質が足りていない状態で激しい運動をしてしまうと、エネルギーが不足してしまうため、筋肉を分解してエネルギーとして使用してしまうのです。
痩せるためには、筋肉の量を増やすことが必要不可欠です。アルコール量は日当たり40グラムまでであれば健康を維持できます。
適量のアルコールと適度な運動、糖質ちょいオフ、十分なたんぱく質の摂取を心がけていれば、筋肉の分解を心配せずにアルコールを楽しむことができます。
適量のアルコールなら筋肉の分解の心配なし!
筋肉が分解されてしまうのは、体内の栄養が足りない場合に、筋肉を分解してエネルギーとして使おうとするからです。しかし、一般的に飲まれているアルコールの量であれば、極端に食事を抜かない限り、筋肉を分解してしまう恐れはほとんどありません。
適量のお酒ならOK
食事をとっていればOK
危険なのはお酒よりも糖質不足
筋肉の分解はアルコールの摂取よりも、むしろ極端な糖質制限をしてしまった場合のほうが可能性が高まります。糖質制限した状態で過度な運動をしてしまうと、筋肉を分解してエネルギーとして使用してしまいます。
糖質<適度な運動 エネルギーが足りない 筋肉が分解!
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』監修:栗原 毅
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
監修:栗原 毅
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公開日:2025.03.14
