眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経

今、人気の空海(真言宗)をはじめ、最澄の天台宗、臨済宗、曹洞宗で読まれている「般若心経」。写経を中心に長く人気を博している般若心経だが、まだまだ「難しい」「よくわからない」といったイメージを持たれることも多い。今回は、現代語訳をしっかりと解説しつつも、私たちの実生活と結びつけながら、その思想や意図するところをわかりやすく解き明かしていく。

『西遊記』のモデル・玄奘三蔵は実在した!国禁を破り砂漠を越えて般若心経を届けた僧の正体【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
玄奘三蔵が持ち帰って漢訳 般若心経は、唐代の僧、三蔵法師玄奘(さんぞうほうしげんじょう)がインドから原典を持ち帰って漢訳(中国語に訳すこと)しました。玄奘は、明代の小説『西遊記』に登場するので、ご存じの方も多いでしょう。 […]

般若心経の「心」の正体とは?真言(マントラ)が持つ力と「仏の母」と呼ばれる理由【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
「仏を生む」仏母でもある 般若心の「心」は、ここでは「マントラ」を指します。「はじめに」でも述べたとおり、マントラは「祈りの言葉」のことで、今日では「真言(しんごん)」と訳されています。 般若心経は、「般若波羅蜜多のマン […]

【因縁を断つ】悩みはすべて思い込み?十二縁起を否定する般若心経の衝撃的な教え【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
乃至無老死(ないしむろうし) お釈迦様が説かれた十二縁起の項目は、次のようなものです。 「① 無む 明(みょう=無知)→②行(ぎょう=自己形成)→③ 識(しき=認識作用)→④名色(みょうしき=自我の諸要素)→⑤六処(ろく […]

【感覚のリセット】「六根」に惑わされない生き方。般若心経が教えるストレス回避術【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜつしんに) インドでは、お釈迦様の入滅後、100年以上たってから、諸法を精せい緻(せいち)に分析していくことが盛んに行われました。 それは、「〈私〉とは何か」という問いに答えたもので、結論とし […]

【無の境地】なぜ「無」や「不」が多いのか?般若心経の否定語が示す“本当の自由”【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
般若心経は何をいっているのか 般若心経を初めて見た人でも、お経の意味がわからない人でも、「空・無・不」という文字が多いことはひと目でわかるでしょう。 その印象から、なんとなく「ネガティブで悲観的なお経」だというイメージを […]

【般若心経の謎】実は観音様が語り手?お釈迦様との対話から学ぶ「救い」の形【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
観自在菩薩(かんじざいぼさつ) お経は難しく、わけがわからないと思われがちですが、実はどのお経も、一幕もののドラマ(劇)になっています。 般若心経も同じです。ただし、般若心経はやや特殊で、ドラマの舞台や設定の説明がなく、 […]

【精神安定】般若心経の「写経・読経」がもたらす驚きの効果。ストレスを消す癒やしの時間【般若心経】
般若心経への親しみかた 般若心経への親しみかたとしては、ほかのお経と同じく、読経や写経があります。262文字の短いお経なので、慣れない人でも読経や写経を行いやすく、初心者にもぴったりです。 それでいながら、何度も読経や写 […]

【自分とは何か】「五蘊(ごうん)」はすべて空。般若心経が解き明かす自己の正体【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう) 多くの宗教・哲学の根本的なテーマに「自己の究明」があります。〈私〉とは何か。自明のようですが、難しい問題です。自明のように思えるのは、通常は自分と他人を混同はしないからでしょう。 […]

「苦しみ」の正体は“思い通りにいかない”こと?『般若心経』が教える心の解放術【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
度一切苦厄(どいっさいくやく) 「度一切苦厄」という部分は、現存するどのサンスクリット原典にもなく、玄奘より後代の漢訳にもありません。玄奘の前に般若心経を漢訳した鳩摩羅什(くまらじゅう)と玄奘の訳だけに存在します。 […]

【最強の経典】わずか262文字に凝縮!今さら聞けない『般若心経』の正体【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
受け継がれた玄奘訳の般若心経 般若心経を漢訳したのは、厳密にいうと、実は玄奘が最初ではありません。玄奘より250年近く前に、後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)という人が、「摩訶般若波羅蜜大明呪経(まかはんにゃはらみつだいみょ […]

【色不異空】物質すべては「空」?般若心経が教える“執着”を手放すヒント【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
色不異空(しきふいくう) 般若心経で、観自在菩薩は3回、「舎利子よ」と呼びかけています。漢訳では最後の呼びかけを省いていますが、原典では3回です。ということは、伝授の内容は大きく三つにわかれていると考えてよいでしょう。 […]

【仏教の核心】「空(くう)」とはどういう意味?人生がラクになる考え方を図解【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】
色即是 空(しきそくぜくう) 「色即是空」は、あまりにも有名なフレーズです。仏教にことさら関心のない方でも、一度は聞いたことがあるでしょう。 すぐれた表現であり、存在感のある言葉ですが、般若心経のなかでの位置づけは、先の […]