ホロスコープとは
西洋占星術では出生の年月日、時間と場所をもとに、生まれたときに太陽系の天体がどのような配置をしていたかを図の形で算出し、その人の性質や運命的な要素を判断します。その「出生図」が「ホロスコープ」です。
語源は古代ギリシャ語のホロスコポス。「時を見張る人(時の観測)」を意味します。古代ギリシャでは、天上で起こることは地上で起こる出来事と強いかかわりがあると考えられており、特に黄道(太陽の通り道)は地上にいる者に一層強い影響力があると考えられていました。
この考えを背景に、長い歴史の中で実際の天体の配置と事象の因果関係を研究し、「その存在が生まれ持った要素を読み解くカギ」として体系化したのが、現代の占星術です。
占星術で主に読み解くのは、太陽系の 10 天体(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)ですが、天体は常に動き続けるので、すべての天体が再び同じ配置になることはないと言われます。これは各天体が異なる運行スピードを持つためで、言い換えるなら「その存在にふさわしい配置が完成したとき」、私たちはこの世に生まれ出たと言えるのかもしれません。
ホロスコープからわかること
1.基本の性格・個性・才能
基本的な性格(長所・短所)や個性、才能から、好奇心の方向性、感情のコントロールの仕方、生きる上での価値観までわかる。
また、家庭環境や心身の健康状態も見て取れる。
2.仕事運・金運
向いている仕事や職業、持っている才能を生かす方法、成功の傾向、社会的な使命、人生の目標などを知ることができる。
また、お金や財産に対する考え方や傾向といった金銭感覚も。
3.恋愛運・結婚運
その人の恋愛や結婚の傾向から、性的な嗜好の傾向、異性への上手なアピールの仕方、恋愛や結婚を円滑に進める方法といったことまで。
後述の通り、相性の良し悪しもわかる。
4.未来の運勢
出生時のホロスコープと現在もしくは未来のホロスコープを照らし合わせることで、運勢を占える。幸運やトラブルの起きるタイミングを知り、日々を充実して過ごすヒントを得ることもできる。
5.気になる人との相性
気になる異性や友人、家族と自分のホロスコープを照らし合わせることで、相性や相手の気持ちを読み取れる。
また、コミュニケーションの上手な取り方、関係維持のコツもわかる。
ホロスコープの基礎
ホロスコープのマーク一覧
12星座のマーク
10天体のマーク
【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著:アストロカウンセラーまーさ
【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての西洋占星術』
著:アストロカウンセラーまーさ
はじめて西洋占星術を学ぶ人、学んでみたけれど要素が多すぎて挫折した人におすすめしたい基礎の基礎から解説する入門書。
人気占い師のアストロカウンセラーまーさによる超ていねいな解説と本書オリジナルの自分で占う力が身につく「星読みドリル」を使って気になることや生まれ持った資質を読み解いてみましょう。
生まれた瞬間の天体の星の配置を示すホロスコープには、理想の生き方、適正、恋愛運、金運、その人の第一印象など、気になる情報がたくさん詰まっています。読み解けることが多いがゆえに、「全部覚えなきゃ!と思って挫折した」という人も少なくないでしょう。
本書では、一気に全部覚えようとせずに、理解できることを増やしていくのをおすすめしています。逆に言うと、初心者でも本書で紹介する最低限の読み解きポイントを押さえていれば、ある程度は自分で占いの答えを導けるということです。実は得意なこと、本当は苦手なこと、適性のある仕事、コミュニケーション傾向、気になる人との相性、運がいい日の見つけ方……
これらは全部、初心者でも読み解けます。星からのメッセージを味方につけて、運を活用できるようになりましょう。
公開日:2024.10.02