「傷つける」のではなく「磨き合う」気持ちが大切
もしかしたら、私たちは「相手を傷つける」と必要以上に思い込みすぎているのかもしれません。「これを言ったら、あの人が傷つくだろうな」というのは、あくまでも自分の考えであり、実際にその気持ちをぶつけてみない限り、どう感じるかは相手次第です。もしかしたら「指摘してくれてありがとう」とポジティブに受けとめてくれるかもしれませんし、「私はこうしたほうがいいと思う」とお互いに思っていたことを伝え合うことで、より良い関係や建設的な議論へと発展するかもしれません。それこそ今はわからなくても、数年後に「やっぱりあの人の言う通りだったな」と気づくこともあります。
相手に自分の思っていることをぶつけることは、必ずしも「傷つける」ことになるとは限りません。むしろ、お互いの魂を「磨く」ことにつながります。
お互いの魂を磨き合うことで、新たな気づきが得られるのだとしたら、とても素晴らしいことですよね。
人は、自分で自分を磨くには限界があります。美しいダイヤモンドだって、最初からキラキラと輝いているわけではありません。ダイヤモンドも磨き合うことで完成された輝きになります。掘り起こされた原石は、まだ色もくすんでいて、鈍い輝きしか放ちません。そこからどうやって光り輝く宝石になるかというと、ダイヤモンド同士で磨き合うのです。天然石の中でも硬度が高いダイヤモンドは、同じ硬さの石でなければ磨き合うことはできません。
人間の魂もこれと同じです。人間同士で磨き合わないことには、輝きを増すことはできません。それこそが、お金持ちが人脈を大切にする理由のひとつでもあります。その際、ポイントとなるのが、同じレベルの魂を選ぶこと。ダイヤモンドを磨くときもそうですが、同じ大きさや硬さの石で磨き合わないと、片方だけが傷つく可能性があります。あなたの魂と相手の魂が近ければ磨き合える、かけ離れていれば、どちらかが壊れて割れる。人間関係では、研磨し合うことで「相性」を見極めることもできるのです。実際、「明らかにこの人の言っていることはおかしい」「どれだけ心を砕いても、話が通じない」という相手も存在します。そういう場合は、あなたも相手もボロボロになってしまう前に、すみやかに離れるのがお互いのためでしょう。
【書誌情報】
『お金の引き寄せ方は魂だけが知っている』
著者:愛新覚羅ゆうはん
「お金持ち×スピリチュアル」の秘密を大公開!時代がこんなにも大きく変わり始めているのに、お金に対する価値観や引き寄せ方だけは、いまだにバージョンアップされずに古いままになっていませんか?これからは「魂でお金を引き寄せる時代」です。魂からのメッセージに耳を傾け、魂が喜ぶことをしていば、お金はおのずとついてきます。本書では〝魂ファースト”で生きる方法をお伝えします。
公開日:2021.03.22