運命線の起点
【知能線から上昇する】
知能線から上昇する運命線を持つ人は、人に教える職業や人を良い方向に導く職業に向いています。学校の先生やカルチャースクールの先生、心理カウンセラーなどに多く現れやすい相です。その他、専門職にも向いており、何かのスペシャリストとして成功する相でもあります。悩んでいる人を良い方向に導くという意味では、占い師や私たちのような手相鑑定士にも向いていると言えるでしょう。
【感情線から上昇する】
感情線からしっかりとした運命線が出る人もいます。ごく短い運命線でもありますが、だからと言って悪い線ではありません。むしろ、そこまでの人生で重ねてきた苦労やまじめにコツコツと努力して生きてきた結果として、人生の後半を悠々自適に過ごすことができる吉相と言えるでしょう。
【第一火星丘起点付近から上昇する】
生命線の内側、ちょうど第一火星丘付近から出る運命線は別名「千金紋」と呼ばれる吉相です。この千金紋を持つ人は、経済的に厳しい状況から強い意思を持って努力と根性で大出世したり、才覚を活かして大成功を収めて大金を手にする可能性を大いに秘めています。苦しくても、その状況を打破してチャンスをものにする「一発逆転の相」とも言えます。
【土台線から上昇する】
土台線とは、これから自分の生きる道を揺るぎなく突き進んでいくための足場(土台)をしっかりと固めてから運命を切り開いていく人を表す線です。人生の早い段階から自分の夢や目標を持ち、その道に進むためにしっかりと準備や下積みをして、目
指す分野のスペシャリストになっていく相です。早くから脚光を浴びるよりも、地道に努力を重ね多くの学びと豊富な経験を積むことで、実力派として大成していけるでしょう。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.04.26