生年月日時から導かれる命式
命式にあなたのすべてが示されている
生まれた年柱、月柱、日柱、時柱の四柱を、天干と地支の上下2段に分けて表したものを「命式」といいます。四柱に、書籍16ページで紹介した十干(天干)と十二支(地支)の漢字をそれぞれ割り当て、「四つの柱×2つの漢字」の8つの字=八字を組み合わせて作成します(右ページ参照)。命式の核となる部分が8つの文字で構成されることから、中国では、四柱推命のことを「八字(バーツー)」とも呼びます。
命式は、あなたの生まれた瞬間の天体の配置を天干地支で表したもので、西洋占星術でいうところのホロスコープにあたります。つまり、あなたに宿った宿命図、運命図のようなものといえるでしょう。
命式は学びを深めるためにも、自分で導き出すことをおすすめしますが、昨今は、生年月日時を入力するだけで作成できる無料のWebサイトがあります。命式を作ることが苦手な方は、それらを活用し、本書のWORK を進めるのもいいでしょう。しかし、命式の仕組みを理解していないと、読み解きの途中でつまずきます。また流派によって命式の形に違いがあり、混乱するかもしれません。先に、本書で基本を頭に入れてから Webサイトを利用するのがベストです。
命式「基本の八字」
四柱の天干と地支それぞれに漢字1文字が入る。この八字をベースに自分の性格や運勢を読み解いていく。
四柱それぞれ、天干地支それぞれに象徴するものがあり、そこに入る八字の意味をかけ合わせて、自分の宿命・運命を読み解きます。基礎であり要である「八字」は8つの部屋ととらえてみましょう。西洋占星術の「12星座・10惑星・12ハウス」が、東洋占術の四柱推命では「10の星(天干)・12の星(地支)・8つの部屋」というイメージです。
【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん
【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての四柱推命』
著:愛新覚羅ゆうはん
四柱推命は、生まれた瞬間に決まる不変的な要素を扱う命術のひとつです。古代中国の思想・哲学に基づいて読み解く理論性の高さが特徴で、占いの帝王ともいわれます。
本書は、習得するのが難しいという声の多い四柱推命を、とことんわかりやすく学べるようにした1冊です。
公開日:2024.11.05
オススメ記事
PREVIEW
よく聞くゲノムって何?【眠れなくなるほど面白い 図解 遺伝の話】