たくさんの感動をありがとう!プロ野球2022ユニフォームを脱いだ男たち
ユニフォームを脱ぐ──。プロ野球選手であれば誰もが必ず経験する「卒業」だ。今季もビッグネームの卒業が相次いだ。その功績を振り返ってみたい。
中日→MLB→阪神→中日、24年間の現役生活に幕
福留孝介/中日ドラゴンズ
【NPB通算】2023試合 1952安打
285本塁打 1078打点 打率.286
【MLB通算】596試合 498安打
42本塁打 195打点 打率.258
幼少期から立浪和義(現中日監督)に憧れていた。PL学園3年時のドラフトでは7球団が競合し、近鉄が交渉権を得たが、事前の「中日と巨人以外なら日本生命」という言葉どおり入団を辞退し日本生命へ。ドラフトが解禁される3年後に中日を逆指名して夢を叶えた。
中日では2度の首位打者、3度の最高出塁率のタイトルを獲得。OPS1・000超えも3度。シーズンMVPに輝いたことも。06年、第1回WBC準決勝韓国戦において「生き返れ福留っ!」という名実況とともに放った代打2点本塁打は人々の記憶に深く刻まれている。08年からはメジャーに挑戦し、カブス、インディアンス、ホワイトソックスなどを渡り歩いた。
13年に阪神で日本球界に復帰。しかし20年に事実上の戦力外通告を受け、21年からは古巣・中日に復帰していた。華のある打者だった。今、多くのファンはきっとこう叫んでいるに違いない。今度は指導者として「生き返れ福留っ!」と──。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
『がっつり! プロ野球 (33)』11月24日発売!
公開日:2022.12.04